Remmember me

イギリスのロックバンド・オアシスを思わせるオーケストラが冒頭に響く「Remmember me」。過ぎていく時間の中で、懐かしい過去を思い出してしまう名曲。詞の中に懐かしい世界が広がっています。

くるりは、フォーキーな日本語ロックから、エレクトロニックなサウンドを大胆に導入し、新しい日本語ロックを切り開いたバンドだと思います。そこにクラッシックサウンドを導入するなど、日本語ロックの幅を西洋的に広げていきました。しかし9thアルバムである「言葉にならない、笑顔を見せてくれよ」から日本回帰がすすみ、本作「THE PIER」で「WORLD IS MINE」に並ぶもうひとつの最高傑作を生み出したのかもしれません。

最後に

くるりは日本語ロックの現在地点から未来と世界へ大きく羽ばたき、そしてその後で深く過去をみつめたように思えます。未来と過去。くるり・岸田繁が描いてきた音楽世界は深く、広く広がっていきました。次にくるりが表現する世界はいったいどんなものでしょうか? 音楽で世界の広がりと歴史まで表現できる。そういう知的な刺激を受けることが、くるりというバンドの最大の魅力かもしれません。

無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!

今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね