1990年のバブル崩壊、2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマン・ショックと、ほぼ10年おきに繰り返す経済収縮。

「神の見えざる手」による資本主義の予定調和幻想を抱くものはごく少数となりました。

暴走しようとする仮想経済・実体経済をシステマティックにコントロールすることが共通の課題になりつつあります。

しかし、大国のエゴや選挙向けの政策によって、再び災厄のような経済収縮が起きないという保証はありません

選挙に行かなかったことやいい加減な意思決定をしたこと、NOと言わなかったことを悔いる日がくるのかもしれません。

その時に、愚かさと優しさをもって「ぼくたちの失敗」と受け入れることができるかどうか、この曲は問うのだと思います。

最初と最後が同じフレーズというのも、永遠の輪廻を意図していたからかもしれません。

最後に

当時の事件や出来事などの時代背景の論証、二十数年後にヒットした理由の考察、いかがでしたでしょうか。

1993年にヒットしマスコミから注目を浴びた時でさえ、私生活など一切明かさなかった森田童子

2018年4月に亡くなりました。享年65歳。

この頃の世相をどのように感じていたのかを知りたい気持ちもありますが、それはやはり無粋です。

アーティストにとって経歴や自分のプライベートな発言など、所詮、絵にとっての額縁のようなものです。

作品がすべて、と言っているような気がします。

OTOKAKEの、「印象的なあの時代」を唄う楽曲についてのお薦めの記事を紹介します。

歌詞の中に込められたメッセージを読み解きながら、楽曲を聴き直すと違った印象になることでしょう。

今や伝説となったロックバンド「RCサクセション」。その長い歴史の中で、屈指の人気を誇る曲が「I LIKE YOU」です。聴く人に特大の元気を与えてくれるポジティブな歌詞は「自分らしさ」を貫き通した彼らだからこそ生み出せたもの。優しく胸に響くこの曲のメッセージを、ひも解いてみましょう。

他の誰も真似できない歌声と楽曲でたくさんの人を魅了し続ける中島みゆき。中でも『世情』は「3年B組金八先生」の名シーンで流れたことから一躍有名になった曲です。でもその歌詞はかなり難解との噂。曲が作られた時代背景と共に歌詞の意味を深掘りしてみました。

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