「決戦は金曜日」Dreams Come True初のミリオンセラーの歌詞を紐解く！

好きな人を思う女性の気持ちを表現している部分です。あなたといるときの自分というのは、前出の「わたしらしく」と同じと推測できます。

つまり、紆余曲折を経た女性が自分らしくいられることが最も幸せであると思っただけでなく、その好きな人と一緒にいると自分らしくいられる、と気がついたから、金曜日に「決戦」をしに行くのです。

どんな関係も自分を偽ったり、自分らしくいられない相手は、やはりうまくいかないものですよね。

そして、様々なことがあった女性が過去を振り返りつつ、今度は確実に成功させる、といった決意が現れています。

かつて週末に落ち込んだこともあったけれど、今度は幸せな週末になるはず、といった意気込みが垣間見えます。

「ダイジョウブ」と手のひらに3回書いて飲み込むというのは、極度の緊張の場に立たされたときの行動です。例えば重要なプレゼンの前に行ったり、人前でスピーチをするときに「人」の字を書いて飲み込んだりしたことがある人もいるのではないでしょうか？

女性が決戦を前に、極度の緊張状態に置かれていることを描写している部分です。行動をつぶさに表現する方が、リアルにその緊張感が伝わってくるので不思議ですよね。

近づいてく、近づいてく、と連発する上、「押し出される」のところで、ボーカルは最高音に達します。表現しているのは女性のさらなる緊張感の高まりと、その緊迫感です。そして緊張感が最高潮に達したところで楽曲が終わります。

余談ではありますが、これだけの緊張感いっぱいで、決戦に向かった女性の告白の結果はどうなったか、ご存知でしょうか？本当のところは誰にもわかりませんが、ドリカムの「朝日の洗礼」という曲の中にこんな歌詞があります。

この曲はアフターソングと言われていて、歌詞の中に「伝説の金曜日」というくだりも出てきます。

どうやらうまくいったようですね！結局この金曜日の夜の後は、一緒に朝を迎える…そんなストーリーになっているんですね。なんだか恋に悩んできた女性の応援歌のような気さえしてきますよね！

いかがでしたか？ドリカムの大ヒット曲「決戦の金曜日」の歌詞を詳細にご紹介いたしました。

「決戦」とは恋愛とは限らない、とは言われていますが、やはりこの曲は女性の恋愛の曲と解釈するのが妥当かと思われます。

ミリオンセラーとなった要因は、もちろんメロディーやサウンドのキャッチーさにあるとは思いますが、歌詞もこうやって聞くととても素敵。女性の応援歌なんですよね。