『俺たちの旅』は同名テレビ番組の主題歌

1975年10月に発売

中村雅俊「俺たちの旅」の歌詞を紐解く!同名ドラマ主題歌に残る疑問…結局"夢"には辿り着ける?の画像

今回紹介する『俺たちの旅』は1975年から1976年にかけて放送された、同名テレビドラマ主題歌です。

歌っているのはドラマで主役を務めた中村雅俊さん。

作詞作曲シンガーソングライター小椋佳さんが担当しました。

今回は『俺たちの旅』の歌詞を中心に徹底解説。

また、タイトルの意味も考えてみます。

その前にテレビドラマの「俺たちの旅」の概略を見ていきましょう。

テレビドラマ「俺たちの旅」解説

大学生の青春がテーマ

中村雅俊「俺たちの旅」の歌詞を紐解く!同名ドラマ主題歌に残る疑問…結局"夢"には辿り着ける?の画像

まずはじめにテレビドラマの「俺たちの旅」を紹介します。

主人公は三人

中村雅俊さん演じる津村浩介秋野太作さん演じる熊沢伸六田中健さん演じる中谷隆夫です。

そのうち二人は同じ大学に籍を置いています。

津村浩介(カースケ)と中谷隆夫(オメダ)ですね。

もう一人の熊沢伸六、通称グズ六は彼らの先輩です。

このドラマは彼ら三人の友情、恋愛、将来への不安などを描いています。

「俺たちの旅」は、彼らが卒業したあとの動向も描いていますね。

このドラマは視聴率が良かったので、続編も作られました。

タイトルの意味について考える

「旅」とは?

次は『俺たちの旅』というタイトルの意味について考えます。

最初の「俺たち」というのはテレビドラマの主人公三人のことですね。

では次の「」というのはいったいどういう意味なのでしょうか?

「旅」といってもさまざま

旅行」のことかもしれませんし、「放浪」のことかもしれません。

おそらく、このタイトルでの「旅」という意味は「青春遍歴」という意味なのではないでしょうか?

主人公三人は大学生です。

大学生といったら青春真っただ中

また、将来を控え不安定な時期でもありますね。

多感な大学生が、さまざまな体験によって大人になっていく

その過程を「旅」という言葉で表しているのでしょう。

『俺たちの旅』を聴いてみよう

郷愁を誘うサウンド

中村雅俊「俺たちの旅」の歌詞を紐解く!同名ドラマ主題歌に残る疑問…結局"夢"には辿り着ける?の画像

ここからは『俺たちの旅』を聴いてみましょう。

動画共有サイト「YouTube」に『俺たちの旅』がアップされています。

動画を下に挙げますのでご覧ください。

いかがでしたでしょうか?

悲し気なイントロ。

そして雰囲気がガラっと変わるAメロの出だし。

説得力のあるサビ。

アコースティックギターのアルペジオを前面に出したサウンド。

この曲を聴いていると故郷に帰りたくなるようなどこかへ旅に出かけたくなるような衝動に駆られます。

サウンドは基本的にマイナー調で物悲しいです。

しかし、中村雅俊さんの持つ柔らかい声がそれを和らげてくれますね。

この曲を作詞作曲した小椋佳さんは稀代のシンガーソングライター

この曲のほかにも有名曲があります。

布施明さんに提供した『シクラメンのかほり』や、梅沢富美男さんに提供した『夢芝居』など。

数多くの名曲を世に発信しています。

『俺たちの旅』にも「小椋節」といえそうなフレーズが多々ありますね。

素朴なメロディーと詩的な言葉を交えた歌詞が小椋さんの特徴です。

『俺たちの旅』歌詞解説

Aメロ