VAMPSは2008年結成!2人の出会いは?
L'Arc~en~CielとOblivion Dustの関係
VAMPSは、L'Arc~en~CielのhydeとOblivion DustのK.A.Zによるユニットです。
L'Arc~en~Cielといえば、誰もが知っている日本を代表するロックバンド。
30年近く活動していてもなお、ライブは毎回ドームクラスでチケット即完という人気ぶりです。
一方、K.A.ZはOblivion Dustというバンドのギタリスト。
もちろん有名ですが、どちらかというと「知る人ぞ知る」「通好み」のバンドであることは否めません。
もちろん、両バンドに特別な関わり合いはありませんでした。
では、2人が出会ったのは一体どういった経緯だったのでしょうか?
hydeソロプロジェクトにK.A.Zが共同プロデューサーとして参加
2人の初対面は、L'Arc~en~Cielのライブの打ち上げ会場だったそう。
もともとK.A.Zは音楽の才能を買われて様々な活動をしてきた人です。
hide with Spread Beaverのギタリストを務めたり、土屋アンナとSpin Aquaを結成するなど、その活動は多岐にわたりました。
その頃、hydeはちょうどソロ活動に力を入れ始めていた時期。
本人から明言はされていませんが、きっとhydeはK.A.Zの才能に目をつけていたのでしょう。
hydeからソロの楽曲に共同プロデューサーとして参加してくれないか、と声を掛けたそうです。
そして、2003年にリリースされた「HYDE」名義のソロアルバム『666』から本格的に参加。
VAMPSの原型となった楽曲『SEASON'S CALL』
VAMPS結成に至るきっかけとなったひとつに、K.A.Zが作曲した『SEASON'S CALL』があります。
hydeがソロ活動の中で初めて歌った自身の作曲以外の曲です。
この頃から音楽性がバンドサウンドに傾倒。
VAMPSの音楽性は?
VAMPSのデビューシングルは『LOVE ADDICT』
2008年7月にシングル『LOVE ADDICT』でデビューしたVAMPS。
ソロ初期の浮遊感のある雰囲気とは一変し、ソロ後期に培ったロック魂が炸裂したインパクトのある楽曲です。
歪んだギターリフと全英詞でがなりまくるヴォーカルスタイルは、まさに古き良き王道ロック。
翌2009年3月にリリースした『I GOTTA KICK START NOW』もこの系譜上にある楽曲でした。
この音楽性は活動休止までVAMPSの主軸となります。
まさかの展開!?音楽性の幅広さを見せつけた『EVANESCENT』
このままロック一辺倒でいくだろうと思わされたのも束の間。
2009年5月にリリースされた『EVANESCENT』でその考えは大きく裏切られました。
まるでソロ初期、もしくはL'Arc~en~Cielの楽曲を思わせるような、繊細で透明感のある音に日本語の歌詞。
さらに、それを情熱的に激しく歌い上げるhydeのヴォーカルは絶品です。
「はかない夏」がテーマとなっているこの曲。
VAMPSの音楽性の幅広さを示すと同時に、多くの新たなファンも獲得しました。
このように、活動休止までVAMPSは様々な局面で意外な選択をしてファンを驚かせ続けていきます。
そういった振り幅の広さも彼らの魅力といえるでしょう。
VAMPSといえば① 驚異的本数のライブツアー
やはり、まず語るべきはライブツアーです。
毎年大規模の全国ツアーをおこなっていたVAMPSですが、その総公演数がすごい。
2008年は6都市46公演、2009年は7都市40公演、2010年に至っては19都市65公演と驚異的な数字を記録しています。
期間から換算すると、大体2、3日に1回はライブをしていたことになります。
VAMPSがロックユニットとして全国的に認知されたのも、この地道なライブ活動の賜物だったのでしょう。