恋をした主人公
ひとり恋をした 美しい顔に
I'm falling deeply
貴方のために夜も眠れない
出典: ビーストインザビューティ/作詞:奏音69 作曲:奏音69
容姿端麗なある男性に恋をした主人公。
その想いは夜も眠れないほどのものでした。
物語の舞台は「Bar Masquerade」。
2人はこのバーで出会ったのでしょうね。
He told me all the folding stuffs were what he needs
何も見えない女をさぁ飼い慣らして!
それでも笑顔でいてくれたら 私幸福(しあわせ)だから
出典: ビーストインザビューティ/作詞:奏音69 作曲:奏音69
英語部分を和訳すると「彼はあらゆる物を欲しがった」のような感じでしょうか。
完全に虜になってしまっている主人公は、彼を振り向かせるために彼の言いなりになります。
この部分からもうすでに不穏な空気を感じるのですが…。
自分は地に落ちたって…
ナカナイ狗を演じていれば あの人だって愛してくれる
貴方の夢が叶うのなら捧げるわ 私の初恋(すべて)を
お洒落な服は涙に換金(かえ)て オキニの靴は夜に質流(なが)して
女はそーやって生きていくの それでいい それでいいの…
出典: ビーストインザビューティ/作詞:奏音69 作曲:奏音69
「ナカナイ狗」は彼の言うことに対して従順な様子を表したものでしょう。
あらゆる物を欲しがる彼に対して主人公は、自分の身を削ってでも貢いでいきます。
どんなにみすぼらしい姿になろうとも、生活が地の底に落ちようとも、彼が笑ってくれればそれでいい。
そんな狂気にも似た感情を読み取ることができます。
恋は盲目とはよく言いますが、ここまで行き過ぎていると恐怖すら覚えますね。
胸騒ぎ
悪い夢を見た これは誰の影?
Burning in my chest
いますぐ君の声で安眠(ねむ)らせて
出典: ビーストインザビューティ/作詞:奏音69 作曲:奏音69
MVも合わせて解釈すると、ここで登場する影は後程登場する男性のものです。
愛しの彼とは上手く行っているはずなのに、そんな夢に胸騒ぎを覚える主人公。
そしてもう一度眠りにつくために彼の声を求める。
そんな描写がされています。
彼の「裏の顔」
He told me all the folding stuffs were what he needs
キレイな顔に騙され本心(こころ)見逃して
このまま知らなければよかった 貴方の「仮面の裏」を
出典: ビーストインザビューティ/作詞:奏音69 作曲:奏音69
貢ぎ続けた主人公が知ってしまった彼の裏の顔。
彼は主人公以外の女性にも言い寄り、同じように貢がせていたのではないでしょうか。
主人公に貢がせている時点でどうかと思うところですが、これは相当な悪人です。
「知らなければよかった」という主人公から、彼への気持ちの大きさが感じられますね。
愛しているけど許せない
ねぇ泣きたいくせに声も出ないの 首輪を強く締め過ぎたから?
すべてを棄てて尽くしてたのに…どうして? ねぇ嘘だと言って!
優しい声で誘惑(まど)わせないで 貴方のモノと妄想(おも)わせないで
私はどーやって生きていくの? 冷たい雨の中で孤独(ひとり)
出典: ビーストインザビューティ/作詞:奏音69 作曲:奏音69