小沢健二を愛したデイズ

とても幸福だったデイズ

【小沢健二/ラブリー】歌詞を徹底解説!ステキなデイズと感じている理由は?気分上々な歌詞が楽しすぎる!の画像

LIFE IS A SHOWTIME すぐに分かるのさ
君と僕とは 恋におちなくちゃ
夜が深く長い時を越え

OH BABY LOVELY LOVELY WAY 息を切らす
それで LIFE IS COMIN' BACK 僕らを待つ
OH BABY LOVELY LOVERY こんなすてきなデイズ
いつか悲しみで胸がいっぱいでも
OH BABY LOVERY LOVERY 続いていくのさデイズ

出典: ラブリー/作詞:小沢健二 作曲:小沢健二

小沢健二は最後のあたりに悲しみについて触れます。

この言葉をぶち込んできたとさえ思いました

いつか悲しみで胸がいっぱいでも
OH BABY LOVERY LOVERY 続いていくのさデイズ

出典: ラブリー/作詞:小沢健二 作曲:小沢健二

楽しいデイズはいつか終わりが来るかもしれないという寂しい予感が見え隠れします。

また、どんなにお気楽に見えても実際には悲しみが訪れることだってあるという人生観の顕れです

実は何でもかんでもハッピーでお気楽じゃないよというのが小沢健二に感じる刹那な感覚。

良質な書き手は嘘を書かないのでしょう。

実際、小沢健二が当たり前のようにいたハッピーなデイズは一時中断するのです

1998年のシングル「春にして君を想う」を最後に私たちの手の届かない場所に行ってしまいます。

小沢健二の長い不在は日本の文化面全体の不幸でした

2017年、シングル「流動体について」でキラキラの小沢健二が戻ってきてくれたのは嬉しいこと。

小沢健二がこれからどんな作品を届けてくれるか楽しみでなりません。

小沢健二の音楽的DNA

今も続く素敵なデイズ

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とても寒い日に 僕ら手を叩き 朝が来る光 分かりあってた!

それで LIFE IS COMIN' BACK 僕らを待つ
OH BABY LOVERY LOVERY こんなステキなデイズ
世界に向かってハローなんつって手を振る
OH BABY LOVERY LOVERY 気嫌無敵なデイズ
いつか僕ら外に飛び出すよ 君と僕とはドキドキしてるよ
誰かの待つ歩道を歩いてく OH BABY LOVERY LOVERY WAY 息を切らす

出典: ラブリー/作詞:小沢健二 作曲:小沢健二

繰り返しになる部分は紙幅の関係で避けました。

愛を携えて一夜を超えて朝の光を分かち合うことの幸福感が伝えられます。

世界中に誇りたい君と僕との愛。

誰にも負けないような心境で生きた愛のデイズ。

生命の鼓動が戻ってくるようなドキドキ感。

本当はいずれ過ぎ去ってゆく日々なのだけれど今は幸福の只中だから胸を張ろう

「渋谷系の王子」というアイドルの称号が本当に相応しいかどうか?

小沢健二というアーティストはもっと本格的な音楽家であり詩人でした。

それでも小沢健二との相乗効果で「渋谷系」と呼ばれるアーティストたちにも視線が行ったこと。

その中にはピチカート・ファイブやオリジナル・ラブなど忘れがたいアーティストたちがいました。

日本の文化全体のクオリティーが底上げされた時代です

忘れがたいデイズになりました

小沢健二自身はその狂騒から身を隠してニューヨークに渡りオリジナルな音楽をひっそりと世に問います。

素敵なデイズとはまったく違った音楽を携えてニューヨークから発信する小沢健二。

詩人から哲学者へと階段を上がったような趣があります。

それでも「ラブリー」が象徴する時代からJ-POPも日本文化も未だ逃れられていません。

小沢健二の宣言の通り本人不在でも「デイズは続いていた」のです

彼の音楽的DNAは今のJ-POPを牽引するアーティストたちにも引き継がれています

2019年、小沢健二の楽曲のデジタル配信を扱うサイト・アプリが増えました。

「オザケン世代」ではない人にも魅力の一端でも感じていただければ幸いです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

最後はご本人の言葉でお別れです。

Yeah
LIFE IS COMIN' BACK…

出典: ラブリー/作詞:小沢健二 作曲:小沢健二

OTOKAKEで振り返る小沢健二のデイズ

ブギーバック、旅に出る理由

OTOKAKEには小沢健二の関連記事がたくさんあります。

中でも「素敵なデイズ」を象徴する2曲。

今夜はブギー・バック

ぼくらが旅に出る理由

徹底解説いたしました。

ぜひご覧ください。

1988年にデビューし、数々のヒットナンバーを量産してきたシンガーソングライター、小沢健二(通称オザケン)。 2017年に本格的に活動を再開した彼の名曲「今夜はブギー・バック/小沢健二featuringスチャダラパー」に迫っていきたいと思います!

1988年にデビューし、数々のヒットナンバーを量産してきたシンガーソングライター、小沢健二(通称オザケン)。 2017年に本格的に活動を再開した彼の名曲「ぼくらが旅に出る理由」に迫っていきたいと思います!

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