初心者の方は必見!VSTプラグインの詳細解説!

そもそも「VSTプラグイン」とは?

VSTとは「Virtual Studio Technology」の略称です。現在、ほとんどのDAWにおいて標準搭載されています。

DAWをインストールした後から追加する事ができ、自分好みのエフェクトやシンセサイザーを任意で追加する事ができます。 インストールをした後は、Cubase elements 8.5であれば「プロジェクトウインドウのトラックリストを右クリックする」などの方法で、いつでも自由に呼び出しを行う事が可能です。詳しい使い方はこの記事で後述します。

VSTプラグインエフェクトには3種類のタイプがある!

VSTには「VSTインストゥルメント」「VSTエフェクト」「VST MIDIエフェクト」との三種類があります。それぞれ外観は下図のようになっています。

制作に用いるときにはVSTインストゥルメント(Instrument:「楽器」の意味)、またはVST MIDIエフェクトを活用します。VSTエフェクトは主にミックスを行う時に使われます。かつての音楽スタジオで使われていた「シンセモジュール」や「エフェクトラック」のようなイメージと捉えておくとわかりやすいでしょう。

様々な追加プラグイン規格の中でもVSTが一番メジャー!

なおVST以外にもプラグインモジュールとして、AU、RTAS、DXiといったプラグイン規格も存在しています。それらの中でも一番よく知られているプラグイン規格がVSTとなっている事も知っておきましょう。

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VSTプラグインのインストール方法と起動方法!

VSTをダウンロードした後は、インストール作業を。

VSTを使う前には必ずインストール作業を行います。インストーラーが付属している場合には、インストーラー画面の指示に従ってインストールを行いましょう。

VSTプラグインは手動で追加する事もできます。ダウンロードして展開したファイルが「.dll」ファイルの場合は、手動で追加します。

VSTのファイルは「.dll」という拡張子のファイルです。なおDAW起動時に「.dll」ファイルを追加した後は、必ずDAWの再起動が必要になる事を知っておく事が大切です。

VSTをインストールするためのフォルダを覚えておこう!

Cubase elements 8.5の場合は「C:\Program Files\Steinberg\Cubase LE AI Elements 8\」フォルダにVSTの「.dll」ファイルが格納されています。VSTプラグインを追加する場合にはこのフォルダより下層のフォルダへとVSTプラグインファイルを追加しましょう。フォルダを作成して、その中へ「.dll」ファイルを追加する事もできます。

※他にもCubaseのバージョンによっては「C:\Program Files\VSTPlugins\」「C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins\」「C:\Program Files\Steinberg\Cubase\VSTPlugins\」の場合もあります。詳細はDAWのオペレーションマニュアルを参照してください。

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VSTの起動方法(Cubase elements 8.5の場合)

1・トラックリストのオーディオトラックを右クリックし、「FXチャンネル-トラックを追加」をクリックします。

2・表示されたダイアログの中から追加を行う任意のエフェクトを選択し、「トラックを追加(a)」ボタンをクリックします。

3・「VSTエフェクト」のダイアログが表示され、「FXチャンネル」が追加されます。