メジャーデビュー30周年! 筋肉少女帯!
浮き沈みが激しいメジャーシーン。
その荒波の中、長い間圧倒的存在感で君臨し続けるバンド。
それが「筋肉少女帯」です。
彼らがメジャーデビューを果たしたのは1988年のこと。
つまり2018年の今年は筋肉少女帯にとって30周年のアニバーサリーなのです。
私はまだ28歳なので、生まれる前から第一線で活躍していたということですね。
ただただ尊敬してしまいます。
彼らは全員50歳を過ぎていますが、現在も精力的に活動しています。
この夏もフェスに参加したり若手バンドのツアーに招かれたりと大忙しのようです。
せっかくなので筋肉少女帯の魅力について少しだけお話ししましょう。
筋肉少女帯の魅力
魅力その1 多彩な楽曲たち
デビュー当初はプログレッシブロックの要素が強かった彼ら。
それはベースの内田雄一郎さんの好みが大きく反映されていました。
ちなみに彼は結成から現在に至るまで在籍し続ける唯一のメンバーです。
その後現在のメンバーである橘高(きつたか)文彦さんと本城聡章さんが加入します。
この二人のギタリストが筋肉少女帯にさらなるエッセンスを加えるのです。
こうして筋肉少女帯は、
「プログレのウッチー」
「メタルの橘高」
「ニュー・ウェーヴのおいちゃん(本城さんの愛称)」
という体制になりました。
これだけ個性が強いメンバーが集まることも珍しいかと思います。
しかし彼らが作る多彩な楽曲達は見事に「筋肉少女帯の曲」になるのです。
それが彼らのもう一つの魅力になります。
魅力その2 「オーケン」という男
もう一つの魅力、それはボーカル「大槻ケンヂさん」の存在です。
ちなみに「オーケン」は大槻さんの愛称です。
彼の歌は決して上手い訳ではありません。
しかしその歌声は魅力的で、唯一無二の個性を持っていました。
彼が歌うとどんなジャンルの曲も「筋肉少女帯」になってしまうのです。
さらに彼の作る歌詞、これもまた筋肉少女帯には欠かせない要素の一つです。
彼の歌詞は江戸川乱歩の怪奇さ、中原中也の厭世観などに影響を受けています。
それに加えて彼のその時の精神状態が大きく反映されています。
その直前に書かれた歌詞は特に凄まじく、人生に悩める人達の頭を揺さぶりました。
「うしおととら」について
「うしおととら」作者 藤田和日郎(ふじたかずひろ)さん
「うしおととら」は1990〜1996年に週刊少年サンデーで連載されていた作品です。
作者は藤田和日郎(ふじたかずひろ)さん。
他にも「からくりサーカス」や「月光条例」など多数作品を発表しています。
彼の作品は躍動感溢れる独特のタッチで描かれています。
緻密な伏線をちりばめる点も彼の作品の特徴で、多くの読者を魅了しました。
「うしおととら」あらすじ
主人公「蒼月潮(あおつきうしお)」はお寺に住む住職の息子。
お寺には先祖代々伝わる妖怪を封印することができる「獣の槍」がありました。
そこに封印されていたのが妖怪でありもう一人の主人公「とら」。
「とら」の策略で「獣の槍」を抜くことを余儀なくされた「うしお」。
しかし彼は「獣の槍」を扱えたのです。
封印を解かれた「とら」はその場から逃げ出そうとします。
それを制止する「うしお」。
彼は「とら」の妖気によって集まる妖怪たちを倒すのは「とら」の責任だと言います。
こうして二人は協力して妖怪退治をすることになったのでした。
連載終了から19年の時を経てアニメ化へ
「うしおととら」は連載終了後も根強い人気がありました。
そして2015年にアニメ化が実現します。
アニメは2015〜2016年の間、3クールに分けて放映されました。
話数は全39話で原作を最後まで描き切りました。
とくに素晴らしいのは戦闘シーンの作画です。
迫力のある作画は原作ファンも納得の仕上がりでした。