Tempalay「どうしよう」を徹底解説!

Tempalay【どうしよう】歌詞の意味を徹底解説!物足りなくてどうしよう?ならこの曲で満たされようの画像

かなり独特な世界観を持ったTempalay。

しかし、彼らが奏でるサウンドのレベルは高く、曲を聴いていて自然と引き込まれる感覚があります。

2018年9月26日にリリースされたアルバム「なんて素晴らしき世界」。

この3曲目に収録されているのが「どうしよう」です。

まず感じるのが、「何なのこの曲のタイトルは!」ではないでしょうか。

いきなり曲のタイトルでインパクトを与える「どうしよう」。

この曲の歌詞の世界観を徹底的に解説します!

また、独自の世界観を繰り広げるMVも紹介

ぜひお楽しみください。

ライブをもっと身近なものに

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Tempalayのメンバーが知り合ったきっかけとなったのが酒でした。

酒を通して出会った彼らの、ライブに期待すること。

ライブはバーなどで流れるジュークボックスのような役割でかまわない。」

こんなコメントを残しています。

この点は、私も非常に共感できることです。

ライブ中は演者に集中しなければならないのが日本の風土になります。

この点はメジャーやインディーズを問わず、同じ傾向があるのです。

Tempalayのメンバーは、バーという酒を連想させています。

しかし、気軽にライブにふれあってもらうためには、酒でもコーヒーでも何でも良いのです。

私たちの日常に音楽というものが、もっとあふれている環境が必要だと感じます。

この環境が整うのはミュージシャンを目指す人の増加やミュージシャンの力量アップに大きく貢献するでしょう。

バンドで「稼ぐ」という感覚

Tempalayのメンバーはあらゆる対談やメディアを通して、バンドで「稼ぐ」ということを話しています。

この目標を月収50万円という明確な数字で掲げられています。

私は彼らの対談記録を確認していくごとに、とても大きな魅力を感じるようになりました。

彼らがバンド活動を通してみてきた結果をもとに発言されているからです。

メジャーであっても契約次第では全く稼げないバンドもあります。

またインディーズでメジャーとは桁違いに少ない販売枚数でも、大金持ちになっているバンドもいます。

売れるための手段はどんなことでもかまいません。

ただバンドで稼げなければ、好きな音楽から身を引かなければならない現実を迎えることになります。

だからTempalayが話している「月収50万円」というリアルな数字は、決して不快感を与えません。

彼らが大好きな音楽を長く続けていくために必要な目標数字だからです。

俺たちは金じゃないのだ!夢を追い続けている!

なんて現実味のない言葉のほうがよっぽど不快感があります。

Tempalayのファンへの意識

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Tempalayは誰にでも知られているバンドになるつもりはありません。

結果として一般的な認知度が上がることはかまわないでしょう。

Tempalayの活動を続けられるスペックのライブ会場が満員になる程度の認知度で良いのです。

しかしこれは簡単そうに思えて、とても難しいことといえます。

バンドには売れる周期のようなものがあるのです。

爆発的に売れることもありますが、その直後に全く目にしなくなることもあります。

Tempalayの理想は、売れなくなってもライブ会場のキャパを埋められる支持を得たいということです。

そのためにはTempalayでなければライブにはいかないというファンを増やし続けなければなりません。

何が大切かの見極め

Tempalayが稼ぎを維持するために、肝に銘じていることがあります。

それはTempalayの音楽が本物であるということ。

そのためにはTempalayが音楽に真剣に向き合う必要があります。

この取り組みの結果、途切れないファンからの支持を受けられると理解しているのです。

「どうしよう」のようなサウンドをリリースし続ければ目標を達成するのは間違いないでしょう。

度肝を抜かれる「どうしよう」のMVに注目!

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ニッカポッカをはいている若者が帰宅して、いつも通りの風景から「どうしよう」のMVはスタート。

そこで突然「え?」という展開に。

Tempalay「どうしよう」の独特な世界観MVで体験してみてください。

独特のセンス!

夢であってほしい世界

「どうしよう」のMVで展開される世界は夢なのか、それとも死後の世界なのかはわかりません。

しかし、今の若者が抱くストレスを発散させるイメージとして捉えられます。

何かしたいわけではなく、ストレスを発散させるために、やりたいことをしている

そんな風な解釈が正しいのではないでしょうか。

それにしてもヴォーカルの声がとても良いですね。

たぶんどのような曲を歌ったとしても、小原の曲になると感じます。

歌唱力の高さもありますが、演奏のレベルも高いです。

この年代で、ここまで自分たちの世界観を確立できるバンドは少ないでしょう。

「どうしよう」の歌詞をひも解く