「ばらばら」のままで良い

飯を食い 糞をして
きれいごとも言うよ
ぼくの中に世界
あなたの世界

出典: https://twitter.com/uraurakyojin/status/802766600801615872

星野源は幼い時にチャリティ番組を見ていて、「世界はひとつ」という言葉に違和感があったそうです。

同じ考えの人などおらず、ばらばらのままで良いと考えたのだと語っています。

この曲ができたきっかけは最悪の失恋ですが、そこからさらに掘り下げて今まで自分が考えてきた事をあらわしたのでしょう。

どんなに悲しいことや立ち直れないようなつらいことがあっても、生きるために人は食事をします。そして、トイレにも行きます。

嫉妬をしたり、恨んだり、みだらな事を考える人も、きれいごとだって口にするでしょう。

格好悪いところもあればきれいなところもあり、そのすべてを含めてその人なのではないでしょうか。

「ぼくの中に世界」というところは、人と出会う事で違う世界を知る事ができて、それがまた自分の世界を変えていくといっているのだと思います。

「ばらばら」だからこそ、面白いのです。

素朴で深い歌詞

あの世界とこの世界
重なりあったところに
たったひとつのものがあるんだ
世界はひとつじゃない
ああ そのまま重なりあって
ぼくらはひとつになれない
そのままどこかにいこう

出典: https://twitter.com/suki_kashi/status/923000849118347264

この曲の歌詞は、すべて素朴な言葉でできています。けっして一つ一つの言葉は難しくありませんが、それが組み合わされることで深い意味を生み出していますよね。

「重なりあって」も「ひとつになれない」というのは、どんなに近づいてもばらばらのままだということをあらわしています。

最初のサビの歌詞と、この「そのままどこかにいこう」はまったく違って聞こえます。

別れの歌などではなく、「ばらばらのままでいいから、どこかに行こうよ」というポジティブな印象を受けるのではないでしょうか。

他の人を受け入れたり、許しあうためには違いを認める事が大切だと思います。

星野源の「ばらばら」という考え方は、「世界はひとつ」と声高に叫ぶ方たちよりもずっと平和なのです。

ギターコード譜を紹介

ギターで「ばらばら」を弾いてみたいという方のために、ギターコード譜を紹介します。

星野源の曲は細かいコードチェンジが多いので、少し弾きづらいかもしれません。リズムよりも歌と合わせながら弾くと、雰囲気がつかみやすいと思います。

下記のリンクを参考にしていただき、ぜひ「ばらばら」をマスターしてみてください。

まとめ

星野源の初期の名曲である「ばらばら」について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

大ヒットした「恋」とは、また違った味わいがありますよね。素朴でありながら、深く考えさせられる歌詞が「ばらばら」の魅力です。

この記事を読んで、星野源に興味を持った方は他の曲もぜひ聴いてみてください。さまざまな表情を持った曲があって面白いです。

また、2018年1月10日にDVD「Live Tour “Continues”」も発売されるので合わせてチェックしてみてください。

星野源(ほしのげん)の公式サイト

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