本当に惜しいことなのですが、SOUL’d OUTは2014年に解散しています。

解散理由はメンバー自身が明かしています。

解散のきっかけとなったのは、Shinnosukeの脱退の申し出だそうです。

たくさんの話し合いを重ねた結果、3人での音楽活動は難しいと判断し、2014年4月にリリースされたアルバム『To From』をもってチームは解散となりました。

「ウェカピポ」の歌詞を知りたい!

ここからは「ウェカピポ」の歌詞をご紹介していきます!

HIP HOPの楽曲は韻を踏むことを重要視して歌詞の内容が二の次……というものもあるのですが、SOUL’d OUTの楽曲は内容もしっかりしているのが特長!

ぜひ楽しんで歌詞と歌詞解釈をチェックしてみてくださいね!

エンジンを温めるように

NAH ウェカピポ YO!
秘めた巨大なPower そびえたったTower
アスファルトに網目状にひびが入るような地響き
Metropolis Apocalypse Oh! 大げさな黙示録と共に研ぎ澄ます
鳥肌立つ だけど自らTuffに趣いてUrbannite
わかってんじゃない? Ah! 時は告げる 移ろう時代 世代に喝!
見上げた空からのThunda A-yo! WAKE UP!

出典: ウェカピポ/作詞:Diggy-MO'/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO'/Shinnosuke

「ウェカピポ」の冒頭はまるで心のエンジンを温めるような感じで始まります。

多くのアーティストにとってデビュー曲は勢いづけるために最初からアッパーな感じで飛ばすことが多いのですが、彼らはマイペースを崩さずあくまでクールです。

先にご紹介しているMVをチェックしながら歌詞を追ってもらうとわかりやすいのですが、彼らの楽曲は韻をしっかり踏みながら内容もきちんと入っています。

冒頭部分の歌詞ではくすぶっている自分自身の奮い立たせようとする静かな力強さを感じます。

その眼もくもってしまったLost generation
失ってしまった愛という名のIllumination
仮に別の愛という名のTemptation
インチキな街 Just imitation でしょ?
この場所に潤いをもう一度 パンチを! 変わらないSituation
そして胸の奥に秘めたSweetest emotion

出典: ウェカピポ/作詞:Diggy-MO'/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO'/Shinnosuke

自分自身が“らしさ”を見失っていることを私たちは誰のせい、何のせいにするでしょうか。

私たちは自身がうまくいかないことをつい環境や時代のせいにしてしまいがちですが、実際には変わらない自分自身が一番の原因だったりします。

そんな心を見透かしているかのように、ここの歌詞では“胸の奥に秘めたSweetest emotion”=最高に素敵な強い衝動で、もっと自分自身を奮い立たせろと訴えます。

変わりたいなら、今の場所にパンチを繰り出さなければ何も変われないと言ってくれています。

<HOOK/Diggy-MO'>

荒 荒 荒波立つ ここはURBANNITE"ウェカピポ!!"
若 若さの中 不確かな迷いとか"ウェカピポ!!"
逆 逆 逆さまWORLDの 孤独に強く"ウェカピポ!!"
まだ まだ 闘わねば 真実はどこだ"AH AH AH!!"

出典: ウェカピポ/作詞:Diggy-MO'/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO'/Shinnosuke

いつの時代も、その時代に生きる人は何かしらの“荒波”を感じているはず。

そんな“荒波”にのまれるのか、乗りこなすのかはそれぞれの心と行動力の在り方しだい。

自分自身に必要な真実を得るには、とにかく闘い続けていくしかないのです。

奥から湧き出す力を

<BRIDGE/Diggy-MO'>
I got my man Bro. Hi & Trackmaster Shin わかるだろ?
You know you'd better check tha flow
Realに導く My name is Diggy-MO' We S.O. Yo
想像以上のCreater to tha to tha to tha… wah?! Wah?! WAKE UP!!

出典: ウェカピポ/作詞:Diggy-MO'/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO'/Shinnosuke

楽曲のブリッジ部分はHIP HOPの楽曲らしく、メンバーのちょっとした紹介が入ります。

ただここでもメンバーを単に紹介するのではなく、楽曲の雰囲気を壊さないでそれぞれの特徴を織り込みつつ紹介しているのはさすがですね。

<2nd verse/Bro. Hi>
Check it out! 迷ってないで俺の声を聞きなよ
そうだ! 悩み尽きぬ世代を持って感じろ
かすかな別れ 吐息 凛と光る希望を…
語れよ! Tell tha tale like a story-teller
Shakerの中でMix Hopes&fears 青臭いカクテルTast a little bitter
ふさいでないでみせろよ 立ってみせろよ
Hey Yo 未来に両手を 解き放てよ!

出典: ウェカピポ/作詞:Diggy-MO'/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO'/Shinnosuke

Bro.Hiが語るこの部分では、とにかく聴いている人の気持ちをアゲるような言葉が並びます。

そしてこの言葉を聴いていると、本当に気持ちが鼓舞されるのだからスゴイですよね。

特に最後の“ふさいでないで~解き放てよ!”の部分は、聴くだけで何だか頑張らなきゃ!と勇気がもらえる感じがします。

<Diggy-MO'>
I lead ahead Yo! Go togetha! しっかりと見開いて
そう そらすなその眼を
<Bro. Hi> 求めろ! <Diggy-MO'> 叶えろ!
<Bro. Hi> 止まんないだろ Pick it up You don't stop!
GET UP! STAND UP!
<Diggy-MO'> Two times with tha GET UP! STAND UP!

※繰り返し×1

出典: ウェカピポ/作詞:Diggy-MO'/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO'/Shinnosuke

ラップ部分はDiggy-MO'とBro.Hiで分かれているのが基本ですが、ここでは2人が掛け合いで楽曲を盛り上げます

この息の合った掛け合いが本当に気持ち良くて、聴いている人もこれからの1歩を踏み出すのに励まされます。

次の1歩を踏み出すのにちょっと勇気が持てない時、この楽曲を繰り返し聴いていると背中を押してもらえますよ♪

<BRIDGE/Diggy-MO'>
あの日の夢はどこに消えたのか この薄情な地球でただ孤独に震えてるだけでは
Nothin' to change Better change y'self WAKE UP!! WAKE UP!!

出典: ウェカピポ/作詞:Diggy-MO'/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO'/Shinnosuke

この2つ目のブリッジはラップではなく歌唱です。

ラップだけでないボーカルも上手なのが本当にすごいなと感心させられます。