普通のスピーカーと何が違うの?なぜモニタースピーカーが必要なの?
普通のスピーカーとの違い
オーディオコンポなどに付属しているスピーカーでもDTMを行う事はできます。
しかしモニタースピーカーがあるとなぜDTMで作業しやすくなるのでしょうか。
モニタースピーカーを使う上でのメリットを挙げてみました。
パワーアンプが付属している。
モニタースピーカーの内部には小型のパワーアンプが付属しています。
モニタースピーカーに付属しているパワーアンプを使ってスピーカーの電源をON/OFFしたり、あるいは音量を調節したりする事ができるようになっています。
モニタースピーカーの機能面で、一般的なスピーカーと一番異なっている点はこの「パワーアンプ」です。
そのため、DAWシステムやシンセサイザーが動作している、いないに関わらず自由にサウンドをミュートしたり、あるいは音量を調節したりする事ができるため便利なのです。
小型でも、高い解像度を持っている。
スピーカーの機能性自体は、一般的なスピーカーとほとんど変わりありません。
ただしモニタースピーカーの特徴としては、敢えて長時間の視聴性能を重視していないドライバー構造が特徴となっています。
そのためモニタースピーカーに使い慣れていない場合、最初はやや慣れない音と感じる人もいるかもしれません。しかし実使用時にはできるだけフラットな音質となり、バランスが取れた音楽を作りやすくする事ができるように工夫されています。
※スピーカードライバーとは-スピーカーを動作させるための「コーン」を振動させるために、マグネットや電極がセットになっている部品のこと。
モニタースピーカーの設置方法とエージングについて
モニタースピーカーの配置は、両耳に向けて「三角形」に!
まず基本的な事として、作業する際の自分の耳の高さほどの位置になるように、安定した場所に配置する様にしましょう。
モニタースピーカーの設置方法としてよく知られているのは、リスナー(自分)をひとつの点となるようにして、三角形になるようにそれぞれ配置します。
左右のスピーカーが同じ高さになるように設置を行い、できるだけスピーカー本体の中心高さが自分の耳の高さと同じになるようにして配置を行うようにしましょう。
それぞれを配置する距離は自由でもかまいませんが、小型のスピーカーの場合にはできるだけ三角形の形が小さくなるようにするとリスニングを行いやすくなるのでオススメです。
購入後はエージングが必要なの?
スピーカーの掲示板でも賛否両論があるのですが、私は個人的に新品購入後は若干のエージング(ならし)が必要だと思います。
その理由として、スピーカーのコーンにはパルプ素材に添加物を加えて生成したものなど、主に「紙系」の素材が使われているからです。