どんなスピーカーも音を作り出している部分が紙系素材で作られているため、パッケージ開封後には当然ながらある程度部屋の湿気を吸湿してしまいます。


こうして、開封直後とは若干音質の違いが生まれてくる事があるためです。


あまり神経質になるほどではありませんが、しかし新品のスピーカー購入時にはすぐに重要なミックスを行わないように注意しておきましょう。

モニタースピーカーのデータを参考にして選んでみよう!

実視聴を行う方法、数値を参考にする方法。

モニタースピーカーを購入する時には、やはり実際に聞いてみなければわかりません。想像と違った音だった、という事がないように、楽器店などで必ず出音を確認するようにしましょう。

周波数特性

再生できる周波数の帯域を数値で表現している項目です。


単位はHz(ヘルツ)となっています。


人間が聞くことができる音の周波数は20~20kHzであるため、その範囲を大きくカバーしているものを選びましょう。

上図は周波数特性をグラフとして表しているものです。


普通はひとつだけ特性が書かれているグラフが仕様表に記載されています。


上図はGENELEC社の仕様表で、スピーカーの配置位置や角度に応じて特性が変化する事が表記されているものもあります。


最近では「人間は20kHz以上の音を聞き取っている」とする議論もされていますが周波数特性の広いものほど、高性能であると知っておきましょう。

クロスオーバー周波数

ウーファーとツイーターがクロスしている境界周波数です。


こちらも周波数特性と同じようにHz(ヘルツ)で表記されます。例えば「7kHz / 12kHz」となっている場合はツイーター/ミッドレンジが12kHz、ミッドレンジとウーファが7kHzの周波数でクロスしているという事になります。

定格出力

モニタースピーカーに付属しているパワーアンプの出力です。出力が大きければ、余裕を持って大きな音を出す事ができます。

大きさ、寸法

実際に購入した後から配置する事ができなかった、という事がないよう、念のため確認しておく事が大切です。

入力端子

RCA、XLR、標準ジャック(TSフォーン)などの入力端子が一般的です。


XLRについてはプロ製品などで活用されています。接続用ケーブルのコネクタを間違えないようにしましょう。

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