大森靖子ってどんな人?
大森靖子さんは愛媛県松山市出身のシンガーソングライターです。
ブラジャーとガムテープと丸いものと血液が好きという可愛らしい一面を持ち、独特の感性で作る歌詞の世界観が乙女心を刺激して多くの支持を集めています。
まずはPVを見てマジックミラーの世界に引き摺り込まれてみる

大森靖子さんの魅力といえば、大人的で生々しい歌詞の表現、声ではないでしょうか?もちろんそれだけではありませんが、大森靖子さんの象徴といえばその2つが挙げられると思います。
このマジックミラーでもそんな大橋靖子さん「らしさ」が遺憾無く発揮されています。
重要人物に注目するとより深くマジックミラーを理解できる
このPVでは大橋靖子以外にこの歌のPVには欠かせない人が数人います。
ティッシュ配りをしている男性、中年太りのおカマさん、セクシービデオに出る女性です。
このキャラクターと大橋靖子さんがマジックミラーのPVを作り上げています。
何不自由なく「孤独」に生きているという演出
この3人のキャラはそれぞれ自分なりに世界を一生懸命生きていますが、誰も自分を見てくれていないと感じている、つまり「孤独」に生きているように見えます。
そんな孤独に憤りを感じながらも、それでも生きている。
人は孤独を感じると言葉では表せない感情に陥ることがあります。
おそらくこの3人は慢性的にその感情に苛まれているのではないでしょうか?ひたむきな表情がそう感じさせずに入られません。
たった一曲の歌が誰かの人生に大きく影響する
曲の終盤で3人は運命的にも大橋靖子さんのライブを観るわけですが、そこで「自分は孤独じゃない」と気づけるマジックミラーという歌に出会えた。
歌う大橋靖子さんを見ているその3人の表情はそう言っているように見えます。
孤独に生きてる女の子の気持ち
PVでは男性も出てきていましたが、歌詞に注目してみるとこの曲は孤独な世界に生きる女性の気持ちを描いているように見えます。
あたしアナウンサーになれない
きみも色々してきたくせに
どうやって息をするのが
正解だったか教えて
絶対安全ドラッグ
この歌あたしのことうたっている
気持ちいい E E E あーん
出典: マジックミラー/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子
「あたしアナウンサーになれない」の部分では夢や目標を諦めた女の子が彷徨っている姿が浮かんできます。
きっと諦めた理由も「周りの意見」とか「環境の都合」など、自分の力では抗えず「理不尽」と思いながらもどうすればいいのかと、肩を落としては日々が過ぎていき心の扉を閉ざしてしまう。
ドラッグとわかっていても安全と言われたらそれにすがりたくなりますし、自分と重なる歌が流れると救われた気持ちになったりします。
そんな孤独の淵を歩いている様子が浮かんできます。
彼氏いないとハブられるし
夜じゃなきゃバイトもできないし
どうして女の子がロックをしてはいけないの?
素直な子が好きだって言うから
素直に生きてるだけでしょ さみしい
出典: マジックミラー/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子