Poppin'Party「Returns」

Poppin'Party【Returns】歌詞の意味を徹底解釈!その場所に何がある?涙の真意を紐解くの画像

今回ご紹介するのは、ポピパことPoppin'Partyの楽曲「Returns」です。

楽曲の中で出てくるのは、ある場所と歌への想い。

その場所とは一体どのようなところなのでしょうか。

今回の記事では「Returns」の歌詞の意味を徹底解釈していきます。

帰りたい場所

夢を叶えるために

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生まれた場所から少し離れて
本当の夢のカタチに気づく

はるか高い空 見上げてたのは
いつでも帰れる 場所があるから

出典: Returns/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)

冒頭の歌詞から分かるのは、主人公が生まれ育った地から離れたところにいるということです。

自身の故郷を離れ、自身の夢を追っている主人公。

故郷から離れるということは見知らぬ土地で言い知れぬ寂しさを感じるということでもあります。

2行目の歌詞は、そんな生活の中で自身の本当の気持ちに気づく様子を表しているのでしょう。

故郷から遠い地にいると以前までは周りにいた人たちもいなくなり、後ろ盾が無くなります。

そんな状況下では自然と自分とも向き合うことになるでしょう。

そこで恐らく主人公は自分の今後の未来に関しても考え、将来の夢を再確認したのです。

3行目の「空」という言葉は未来に向けての展望を意味しているのでしょう。

夢を叶えるために必要なのは、未来を見据えるということです。

そしてそのためには、自分にとって大切な帰りたい場所があることが大切なのだといっています。

大切な場所、つまり故郷があるということは自分の居場所があるということでもあります。

今は離れた場所にいても、居場所があるという事実が心を奮い立たせてくれるのです。

心の距離

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遠く離れれば
離れるほど 愛おしくて

そんな時はただただ ひたむきに
前を向いて歌うキミに 会いたい

出典: Returns/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)

1〜2行目の歌詞は物理的な距離と取ることもできますが精神的な距離も意味しているのではないでしょうか。

つまり故郷から離れ生活をしていると、自身の内面もその新たな土地の影響を受け変わっていきます。

そして、それは故郷との精神的な距離が更に広がっていくことを表しているのです。

そしてその距離が広がれば広がるほど、恋しい気持ちは募っていきます

離れていくことはどうしようもないことです。

しかしながら環境が変わっていくことに対しての戸惑いを隠せずにいるのでしょう。

そして彼はそんな時、何をするのか。

それが書かれているのが3〜4行目の歌詞です。

4行目、主人公が寂しさを消すために会いたい存在。

それは「キミ」であると明言しています。

この「キミ」というのは、主人公にとってどのような存在なのでしょうか。

それはこれ以降の歌詞を読み解いていくことで分かっていきます。

未来と過去

膨大な可能性

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どんなに空が眩しくても(starry sky)
掴みとる星は たったひとつだけ
それなら今 迷うことなく(迷わず)
キミとの「未来」に手を伸ばしたい

出典: Returns/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)

1行目の歌詞から分かるのは、「空」という言葉が未来を表しているということです。

そして2行目の「星」という言葉が表しているのは、将来の夢。

無限にも感じるほど広がっている大きな「空」に浮かぶ沢山の「星」は、膨大な未来の可能性を表しています。

その中から1つを選び取る主人公。

そこで選んだのは「キミ」と共に過ごしていく未来でした。

前述のパートで「キミ」が歌を歌う人物であるということが判明しています。

主人公にとっての夢も恐らく音楽が関係しているのでしょう。

「キミ」と共にその夢を叶えていきたいと考えているのだとわかります。

具体的にその夢というのはどのようなものなのでしょうか。

「Returns」の意味

心震わす歌 Returns(明日へ)
もう一度 歌わせて 響かせて
本当の気持ちだけだった(明日へ)
永遠と未来が混ざりあってた

出典: Returns/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)

ここでは、主人公が「キミ」と共に奏でたい音楽が語られています。

具体的には1行目にその歌の中身が表されているようです。

そして楽曲のタイトルでもある「Returns」という言葉。

これは和訳すると「帰る」や「戻る」を意味します。

つまり主人公にとって、帰りたい場所があるということを表しているのでしょう。

そして彼女が歌いたい歌というのはそんな場所に関する歌なのでしょう。

帰りたい場所があるということが、逆説的に未来に関して歌うということにもなります。

それは主人公が故郷に対して感じる寂しさから逃れるように前を向いているということとも関係しているのです。

4行目の「永遠」と「未来」はどちらも無限を感じさせる言葉です。

「永遠」はある地点からずっとある状態が続いていることを表しています。

そして「未来」というのはこれから起こるかもしれない可能性を表しているのです。

2つが混ざっているという状態は、未来は永遠であるということを表しているのかもしれません。

つまり、未来の可能性というのは、今の地点から見れば永遠です。

「明日」というものは、自分次第で如何様にも変えられる

そんなことを表しているのではないでしょうか。