最後の扉の向こうで
キミは微笑んだ
どうしてこんなに胸が震える?
せめて 涙が枯れるまで 泣かせて
出典: Returns/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
1〜2行目で表されているのは、自分の中の「キミ」との対話です。
1行目の扉というのは心の決意を固め、夢へと進むための決意の扉なのでしょう。
主人公は未来の数多ある可能性を捨て去り、ある1つの目標に対して進むことを決めたのです。
4行目、主人公が涙を流している理由は一体何なのでしょうか。
3行目の歌詞で分かるのはこの涙がネガティヴなものではないということです。
感動や嬉しさ、もしくは何かとの別れから生じる涙なのではないでしょうか。
もしかするとこの涙は、主人公が数多ある未来から1つの夢に向かう決意をしたことと関係しているのかもしれません。
つまり主人公はここで他の未来に対して別れを告げたといえるでしょう。
あり得たかもしれない自分の他の未来に対して、想いを捨てきれずに涙を流していると考えることができます。
しかし、決めたのは自分自身。
だからこそ彼女は涙を流すしか、自分の気持ちを整理する方法が見つからないのでしょう。
あの場所にあるのは追いかけたい夢
心震わす歌 Returns(もう二度と)
もう二度と離れない 離さない
迷っても 何度でも ねえ(この夢)
この歌 この場所に 戻りたいよ
ありがとう…
心が震えだす歌 Returns
出典: Returns/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
主人公はここで、自分の過去への気持ちを再確認しているのでしょう。
彼女にとって大切だった場所から離れ、新たな自分に生まれ変わろうとした。
それは自分自身を進歩させるための手段でもあったのでしょう。
しかし、最終的に彼女は自分の生まれ育った場所に対しての想いを再確認した。
そして、その場所へ戻る決意をしたのです。
故郷を離れる旅を経て、彼女にとってその場所にいるということが最善の選択であると分かったのでしょう。
帰ってきたのは、追いかけたい夢がその場所でこそ叶えられると気づいたから。
それは1度離れたからこそ、気がつけたことでもあります。
5行目の「ありがとう」という言葉は、それに気づかせてくれた自分自身。
つまり、新たな場所で生活をする「キミ」との交流によって生まれたものなのでしょう。
過去と向き合い、新たな場所での経験を経て帰ってきた場所。
夢を追うことは未来の中から1つの可能性を選び取るということでもあるのでしょう。
「Returns」で描かれていたのは、故郷からある場所への旅の中で自身の夢を再確認する過程の出来事でした。
まとめ
今回の記事では、Poppin'Partyの楽曲の中から「Returns」の歌詞をご紹介しました。
自身の夢と向き合うため、元いた場所から旅立ち自身の気持ちを再確認する。
その旅は、自分が本当にいたい場所を見つけ出すきっかけにもなったのでしょう。
夢を追うことのヒントがこの楽曲には隠されていると感じました。
さて、最後にOTOKAKEに掲載されているオススメの記事をご紹介します。
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最後までご覧いただきありがとうございました!
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