音楽ユニット「REOL」
ファンの耳に残る電子音楽独特のサイバー感を感じさせる音楽を次々と発表するサウンドクリエイター・ギガ。
鮮やかなで斬新な映像を作り出しREOLの作り出す感性をより引き出している映像クリエイター・お菊。
ボイスチェンジャーを使っているのでは?などと登場してすぐは囁かれていた、特徴的でテクノ感満載の耳に残るハイトーンボイスを使いファンを魅了する歌い手・れをる。
ニコニコ動画で活躍していたそれぞれのジャンルで活躍しているアーティストの共鳴によってタッグを組んだユニットが「REOL」です。
注目を集める中で発展的解散をむかえた
ユニット「REOL」として顔出しで活動を始めたのは2016年3月からではありますが、これ以前からニコニコ動画上では共同制作が行われていました。
ボカロ音楽業界ではかなり有名な組み合わせであり、最初の共同制作となった2012年に投稿された「ギガンティックOTN」は190万再生に迫るミリオンヒットとなっています。(3/10時点)
2015年にれをるがソロ名義でメジャーデビューした際にリリースされたアルバム「極彩色」と、ユニットREOLとしてリリースした「Σ(シグマ)」が代表アルバムです。
そんな勢いに乗りはじめリアルでの活動が注目されていたREOLでしたが、活動開始から1年半が経った2017年10月に個々の能力を伸ばしていくためという理由で発展的解散をしてしまいました。
ヒビカセ
ヒビカセの魅力
ヒビカセは2014年9月24日に投稿された楽曲です。
作曲をギガ、作詞をれをる、イラストをけい、動画をお菊が担当しています。
初音ミク版をギガ、れをるバージョンをれをるがそれぞれ同日に投稿していますが、どちらも過去にランキングで一位を取っておりその注目度と人気の高さが窺えますね。
ヒビカセの歌詞についてれをるは「ボーカロイドへの想いを詰め込んだ曲」だと話しています。
収録アルバム「No title」
ヒビカセが収録されているアルバムはREOLの前身ともいえる同人サークル「あにょすぺにょすゃゃ」の名義で発売された「No title」です。
2014年の夏のコミックマーケットで発売されたこのアルバムはボーカロイドによって歌われている「Notitle+」とれをるによって歌われている「Notitle−」があります。
歌詞を深掘り!
モチーフはボカロの代名詞・初音ミク
ボーカロイドへのれをるの想いを込めた楽曲であり、ブログでも「初音ミクの初音ミクによる初音ミクのための曲」と語られています。
こうしたことからわかるようにこの楽曲はボーカロイド・初音ミクがモチーフとなっています。
楽曲を通して二次元の世界の住人である初音ミクの気持ちが綴らている様子を詳しく見ていきながら歌詞の意味を追っていきましょう。
真夜中に告ぐ 音の警告
協和音に酔う 午前零時
あなたが触れる 光 増す熱
指先に踊らされ
出典: ヒビカセ/作詞:れをる 作曲:ギガ
パソコンを起動してあなたが私と接続するのは皆が寝静まった夜中の午前零時。
画面の光に照らされる中、キーボードとマウスを使うあなたの指に初音ミクが踊らされる時間の始まりなのです。