はじめに
"オメでたいコア"="オメコア"を鳴らすラウド・ロック・バンド、オメでたい頭でなにより。
もともと、ニコニコ動画などで人気の歌い手・赤飯を中心として組まれたバンドです。
2016年に「赤飯バンド」から改名して以降、2018年にはメジャーデビューするなど、精力的な活動を行っています。
今回はオメでたい頭でなによりの楽曲から、アイドルソング「推しごとメモリアル」をご紹介します。
全てのアイドルファンに聴いていただきたい1曲です!
「鯛獲る」に収録
オメでたい頭でなによりのメジャーデビューシングル
「推しごとメモリアル」は、2018年4月にリリースされたシングル「鯛獲る」に収録されています。
この「鯛獲る」は、オメでたい頭でなによりのメジャーデビューシングルです。
通常盤と初回限定盤の2種類が発売され、初回限定盤に付属したDVDには、2017年に行われたライブの映像が収録されました。
「タイトル」という言葉にめでたい字面を当てた「鯛獲る」。
彼ららしく、おめでたくて楽しい4曲が収録されています!
表題曲「鯛獲る」は、彼らの名刺とも言うべき楽曲
このシングルの1曲目は「鯛獲る」という曲です。
「鯛」に掛けたのか歌詞になぜかタイ語が出てきたり、ノリの良い言葉が多数使われていたりと、とても楽しい曲です。
一方、サビではちょっとメッセージ性の強い言葉も使われているなど、彼らの美学もしっかりと伝わってきます。
MVも公開されているので、まだ聴いたことがないという方はぜひチェックしてみてください。
「推しごとメモリアル」はどんな曲?
アイドルとそれにまつわる"あるある"ソング
さて、今回の記事の題材である「推しごとメモリアル」のテーマは"アイドル"です。
AKB48やももいろクローバーZといったメジャーアイドルだけでなく、様々な地下アイドルが群雄割拠する現代。
アイドルが好き、という方は意外と多いのではないかと思います。
「推しごとメモリアル」はそんな風にアイドルを「推す」人たちや、「推される」アイドルたちの日常を描いた曲です。
アイドルに興味がある人なら「わかる…!」と頷いてしまう"あるある"が詰まった曲になっています。
たくさん笑えて、でも少しだけほろりとさせられる、そんな曲だと思います。
アイドルとの対バンに向けて作られた曲
この曲を作詞したぽにきんぐだむは、「普段ちゃんと演奏するバンドが、サビで楽器を置いて突然踊りだしたら面白いと思った」と話しています。
そのギミックを忠実に再現するために、なんとサビに使われている音は打ち込みだけ。
ギターやベースといった弦楽器の音は、一切使われていないのです。
また、アイドルと同じ現場でライブを行うことも多い、オメでたい頭でなにより。
必然的に、アイドルのファンの前で演奏を行う機会も増えてきます。
そんな場でこういう曲をできれば武器となる…この曲の作成には、そんな意図もあったようです。
そのほか曲に込めた思いは、下記のインタビューで詳しく語られているのでぜひご覧ください。
オメでたい頭でなにより メジャー1stシングル『鯛獲る』インタビュー(2/2)|しゃちほこロック
名古屋にこだわった音楽情報総合サイト「しゃちほこロック」,MUJICA発行人である鹿野淳が主催する音楽ジャーナリスト養成講座「音小屋」。その名古屋受講生が立ち上げた、名古屋にこだわった音楽情報総合サイト。
女性の声ももちろん、赤飯が担当
オメでたい頭でなによりのヴォーカル・赤飯の強みは、「男声」「女声」の両方を操れること。
今回の「推しごとメモリアル」では、アイドルのパートを女声、オタクの心境を男声と使い分けています。
さらに最後は、男声・女声と、赤飯の2つの声が重なるパートも。