熱い男:TAKUYA∞
UVERworldの曲のほとんどを担当している
テレビではあまり見ることがないUVERworld。しかしながら、ライブは常に人気で23000人の「男祭り」ではチケットを完売するほどの人気ものなんです。
そんなUVERworldの魅力といえば、恥ずかしげもなくカッコいいことを全力で伝えようとするその熱さですよね。
その情熱を一番感じさせてくれるのが、ボーカルでありUVERworldの楽曲のほとんどを手掛けているTAKUYA∞。
平穏とはいえない人生を歩んできたTAKUYA∞だからこそ描ける、世間への気持ちや前向きな思いが歌詞の至る所に表現されています。
UVERwoeld「WE ARE GO/ALL ALONE」
2016年7月27日にリリースした29thシングル
「WE ARE GO/ALL ALONE」は2016年にリリースされたアルバムで、両A面シングルです。
「WE ARE GO」は、テレビ東京系アニメ「パズドラクロス」のオープニングテーマとしても起用されました。
そして今回紹介する「ALL ALONE」は、TAKUYA∞が10代の頃に思っていたことを題材にした楽曲です。
初回限定盤と通常盤があり、初回限定盤には2015年9月13日に神戸ワールドホールで行われたライブ映像が収録されたDVDがついています。
表裏一体の作品
「WE ARE GO」という曲はみんなで行こうという仲間を感じることが出来るカッコいい曲になっています。
そして「ALL ALONE」はタイトルを見るだけでも「すべてが一人ぼっち」という「WE ARE GO」とは対極のメッセージが込められています。
しかし、この2つは、表裏一体だとTAKUYA∞は語ります。
孤独を抱えているからこそ、仲間と一体になりたいと願い、そして一体になれた時には快感を得ることが出来るんですよね。
そして、仲間と一緒にいるからこそ、一体感の中にも孤独が顔を出していると痛感するわけです。
「ALL ALONE」を使用した映像企画
映像と音楽には密接な関係がある。
そう語るTAKUYA∞が原案を手掛けた「1秒先 向かう者とただ訪れる者」という作品を公開しました。
このオリジナル映像企画のテーマソングとして「ALL ALONE」が起用されています。
MVというよりも、もはやショートフィルムと言えるこの作品は、2017年8月現在で、再生回数が47万回を突破しています。
2017年6月9日には、第二話「ほんの少し」の予告編も公開されました。
曲と一致する部分もあり、この作品がどういう展開になっていくのかも気になりますね。
「ALL ALONE」のライブ映像&歌詞
「ALL ALONE」の歌詞
Black Point 浮き上がる Arise
STRAIGHT OUTTA TOKYO noisy town
がんじがらめの 規制と法
俺達が信じたのは
戦争を知らぬ大人の群れでは無く
宗教や金でもねぇ
自分の存在を 認める瞬間を
出典: ALL ALONE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞
「ALL ALONE」では、かなりパーソナルな部分を詰め込んだと語るTAKUYA∞。
「Black Point=黒い点」「Arise=現れる」「STRAIGHT OUTTA TOKYOU noisy town=騒がしい街・東京から出てくる」という意味を考えると、この楽曲の始まりは、賑やかな東京の中で感じる孤独を歌っているようですね。
例えば、未成年は23時以降の深夜外出の条例があったり、未成年だからということでしちゃいけないことはたくさんあります。
TAKUYA∞がそれを窮屈に感じていたことが分かりますね。10代の頃に持っていたモヤモヤした気持ちが真っ直ぐに届きます。
哀しい時に 僕は歌う
あいつは言った 俺は踊る
私、絵を描いてる時だけ
全て忘れられる
出典: ALL ALONE/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞