シンプルが良い時もある

なんかちょうどいい
脱力感があって
弱気な時は
そのくらいがちょうどいい
みんなそんな
困難してるわけじゃない
It’s just a simple!

出典: Good Goodbye/作詞:Dream Ami 作曲:Erik Lidbom・Carlos K.

熱く励ましてくれることより、クスッと笑える冗談を言ってくれることの方が良い時ってありますよね。

自分が強いエールを受け取るほどの元気がない時もありますし。

そんなほどよい和みを与えてくれるところが、どうやら主人公は気に入っているようですね。

大きな事件が無くても、憂鬱な日は誰にだってあります。

だから、一緒になってクヨクヨ思い悩むよりも、笑い飛ばすほうがポジティブと感じたのかも。

思い出は自分の中に

心地いい メロディーが
いま 背中押してる

旅立ちの言葉 Goodbye
色褪せたりしない Good day
写真の中に写し出せなかったもの Ah

出典: Good Goodbye/作詞:Dream Ami 作曲:Erik Lidbom・Carlos K.

別れは寂しいものですが、新たな旅立ちと重なる時もあります。

主人公は寂しさも感じていますが、同時に爽やかな未来への期待も感じている様子。

画像や映像では残せないようなもの…

抽象的なものになりますが、仲間や友人との“絆”といったものは消えることはないでしょう。

本当に心が通っていれば、きっといつでも相手のことを思い出せるとこの歌詞では言っています。

英語で別れの言葉を繰り返していますが、タイトル通り”良いさようなら”なのではないでしょうか。

爽やかにお互いにエールを送り合っている姿が目に浮かびますね。

タイムマシーン?

なんども重ねた Goodbye
宝物に変わった Memory
タイムマシーンが
できたら会いにいくからね

その日まで Goodbye
I say Goodbye

出典: Good Goodbye/作詞:Dream Ami 作曲:Erik Lidbom・Carlos K.

別れ難かったのか、何度も別れの言葉を交わす2人。

主人公の中で、思い出はとても大切なものとなっているようです。

ここで、“タイムマシーン”という意味深な単語が登場しますね。

もう簡単には会えない相手なのでしょうか。

それとも、今この瞬間の相手にはもう会えないと言っているのかもしれません。

年月とともに容姿や環境が変化することで、全くの同一人物とは言えなくなるから?

少なくとも、主人公には今目の前にいる相手がとてもとても大切な相手だというのが伝わるのではないでしょうか。

未来を思い浮かべると胸が苦しいけれど

変わってしまうことが寂しくもある

Yeah! もしまた会う時は
お互いに変わって
変な服とかメガネしてたりするの
見たい未来
思い浮かべる度
胸が苦しいよ
寂しい Song
別れの Letterだって

出典: Good Goodbye/作詞:Dream Ami 作曲:Erik Lidbom・Carlos K.

先ほどの歌詞で「明るい未来」へ期待を膨らませていると言いましたが、同時に恐れも抱いています。

成長や年齢を重ねることで身に着けるものの好みも移り変わります。

ずっとお気に入りのアイテムもあるかもしれませんが…

友人同士、なんとなく服の趣味が同じだったりしますよね。

それが離れることで合わなくなるのが、寂しいと言っているのでしょう。

本当に「変」と思うわけではなく、「前のイメージと違う」と見えることが怖くて「変」と言っている。

そう考えるとなんだか切なくなってしまいますね。

「自分の大好きだった〇〇ちゃん、〇〇くんはどこへ行ったの?」

と心の距離を感じるのかもしれません。

そして、さようならを言い合ったあとはしばらく別れがテーマの曲を聴くと胸が痛む…

その時は明るく別れても、後で受け取った手紙を読むと泣けてきてしまう…

卒業あるあるですが、進学や就職で遠く離れることになった方は余計に辛いんじゃないでしょうか。

本当は別れは嫌だ

本当は嫌だよ Goodbye
綺麗なままの Last good day
大事なことは全部
教えてくれたから

出典: Good Goodbye/作詞:Dream Ami 作曲:Erik Lidbom・Carlos K.

明るく別れたかったけれど、やっぱり内心は寂しい主人公。

いつも笑顔をくれた相手にはやっぱり笑顔で元気に最後の別れを言おう。

主人公なりに考えて行動しているということが分かりますね。

もしかしたら、また冗談っぽく「全然、寂しそうじゃないよね(笑)」とでも言われたのかも。

「そんなわけないじゃん!」

と思わず主人公は涙してしまったかもしれません。