雨宮天の8thシングル

声優としても歌手としても大活躍

雨宮天【VIPER】歌詞の意味を徹底解説!VIPERが求めるものとは?何も見えず聞こえない訳を紐解くの画像

今回は雨宮天さんが2019年7月にリリースした8枚目のシングルVIPER】をご紹介します。

描かれているのは大人の恋愛

そこに愛があるかなんてわからない、不安定でどこかスリリングな関係に見えます。

しかしそれと同時に情熱的で、妖艶さも感じられるからとても不思議なのです。

今回はVIPERと称される人物の素性に迫りながら、2人の怪しい関係性に迫っていきましょう。

VIPERって?

雨宮天【VIPER】歌詞の意味を徹底解説!VIPERが求めるものとは?何も見えず聞こえない訳を紐解くの画像

タイトルにつけられているVIPER。まずはこの意味を解説しておきましょう。

この単語は主に2つの意味を持っています。

1つは意地の悪い人

ただ今回は、もう1つの意味で解説を進めていくことにします。

その意味とは、クサリヘビ

正確にはクサリヘビ科に属する蛇の総称なので、日本に生息するマムシハブが当てはまります。

この蛇が持つ最大の特徴は、なんといっても大きく発達した毒牙

時に1滴で人の命を奪ってしまえるほどに強力なのです。

この楽曲で登場しているVIPERも、関わった相手に噛みついて毒するような人なのでしょうか。

求めるものがすれ違う2人

この楽曲主人公は女性でしょう。VIPERとの熱い恋愛を望んでいます。

対するVIPERは男性。きっと多くの女性に言い寄られるくらい素敵な人に違いありません。

主人公はそんな彼に恋をしました。一生彼と一緒にいたい。そう願ってアプローチをかけます。

しかし相手の男性とはどこか噛み合わない部分があるようで…?

その理由は、主人公とVIPERが求めているもの大きな差があったから。

その差に気がついた主人公がどうなってしまうのか、そんな展開にもご注目ください。

VIPERと主人公の関係性

VIPERってどんな人?

シックなスーツに嘘を着飾るVIPER
浮ついた街角に佇むVIPER
無垢な天使の唇の裏 牙を潜めたVIPER

出典: VIPER/作詞:塩野海 作曲:塩野海

さっそくVIPERと称される人物の特徴が描かれていますね。

この人物、状況にあわせて表の顔裏の顔を使いわけているようです。

1行目は表の顔。誰もが憧れそうな格好良い姿を見せています。

そして対照的に3行目は裏の顔。優しそうな表情の裏に隠された、恐るべき本性が見え隠れしています。

隠しているのはもちろん毒牙

表の顔とのギャップや、VIPERが持つ恋愛テクニックなどを意味するのでしょう。

この毒で多くの女性を落としてきたに違いありません。

仕掛ける主人公

お好きなカードをどれか一つ選んで
指し示された絵柄は貴方の運命
それはこの世の何よりも美しい色したPOISON

出典: VIPER/作詞:塩野海 作曲:塩野海

ここで主人公は好意を寄せる男性、つまりVIPERに仕掛けます。

3行目を見ると、主人公も同じくを使って男性にアプローチしているようですね。

色仕掛けかもしれませんし、よく聞く「モテるためのテクニック」を駆使しているのかもしれません。

ただ1つ確実なのは、彼女が使った毒はVIPERとは違うものであるということ。

その証拠に毒は「美しい」と表現されています。つまりこの毒に込められた気持ちが異なるということでしょう。

主人公の女性は心から相手を愛し、結ばれたいと願っています。純粋な気持ちだからこそ「美しい」のです。

対するVIPERは?彼が求めていることはこの先の歌詞で明らかになります。

物足りない