タイトルはシンプルにおじさんの恋
2018年3月にリリースされたスキマスイッチ7枚目のオリジナルアルバム「新空間アルゴリズム」に収録されている「Revival」。
その「Revival」が起用されたドラマのタイトルは「おっさんずラブ」です。おっさんとスキマスイッチのコラボ?などと心配しないで下さい。
ドラマのタイトル「おっさんずラブ」は略して「OL」。最終回の放映が終わったと同時に「OLロス」が続出した話題のドラマです。
2018年4月21日から6月2日まで、毎週土曜日23時15分から翌0時5分の同じくテレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」枠で連続ドラマとして放送されたテレビドラマ。まったくモテない33歳の春田創一は、会社の上司である黒澤武蔵と後輩の2人の同性に告白される。困惑しながらもピュアな恋心を持つ男たちの存在がいつしか春田の心を大きく揺さぶることになる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/おっさんずラブ
主人公春田創一を演じたのは田中圭さん。その上司黒澤武蔵を演じたのは吉田剛太郎さん。後輩牧凌汰を演じたのは林遣都さん。
癒し系だけど同時に仕事もこなす結婚に向くタイプの春田創一。
仕事も結婚も前向きに結果を出し、いまだに情熱の衰えない黒澤武蔵。
イケメンで仕事も家事も失敗しないけれど恋愛には慎重な牧凌汰。
それぞれの役柄と演じる俳優さんのベストマッチングは、ドラマの人気が右肩上がりになる条件を満たしていました。
純粋なラブストーリー
おじさんの恋と聞くと、熟年男子が歳の差を乗り越えて若年女子に恋をすると予想します。
でも今回の「おっさんずラブ」は純粋な恋物語。(もちろん純粋な歳の差恋愛もあるけれど)
ドラマの紹介を見ても分かるように男子が男子に恋をするお話です。
LGBTや同性愛と聞くと、内容は重く暗いイメージがありますが、今回のドラマは違います。
清く正しく明るいラブコメで同性同士の恋愛を描きました。
おっさんが真剣に男子に恋をします。その恋は三角関係にも発展。それでもみんな恋と真摯に向き合いました。
もしかしたら男女の三角関係は、ドロドロの展開がセオリーなのかも。(個人的見解…)
別方向から失礼します
「おっさんずラブ」で主人公に恋をするおじさんは既婚者でした。しかも結婚30年の真珠婚式を迎える2人。
もちろん伴侶と呼ぶべき妻がいますね。
パートナーが男子に恋をした(してしまった)時に残された伴侶はどうするのかがとても気になりました。
黒澤武蔵の妻、黒澤蝶子。プロポーズを断り続けても諦めなかった武蔵の情熱と不器用さを好きになり、20歳の時に結婚した。以前のように夫の愛情が一身に注がれることはないのだと悟り、和解による円満離婚をする。離婚成立後も武蔵との関係は良好。元夫の恋が成就するよう応援する。27歳年下の栗林と友達以上恋人未満な付き合いを続行中。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/おっさんずラブ
やっぱりここにもラブがある
パートナーが男子に恋をする伴侶を演じたのは大塚寧々さん。ドラマの中では熱烈なプロポーズを経て結婚をしたという設定。
部下に恋する黒澤武蔵を演じる吉田剛太郎さんとはお似合いのカップルでしたね。
過去に雑誌の人生相談コーナーで『ご主人の浮気がみつかったのだけど、相手が男子でどうすれば良いか分からない』というのを読んだことがあります。
回答の内容は忘れてしまいましたが、現実にこんなことが起きると立ち向かうにはエネルギーが必要です。
性別に関係なく純粋に恋愛を楽しむストーリーを楽しみつつも、自分ならどうする?と考えてしまいました。
付き合っている相手が浮気、しかも相手は同性。結婚をしていてもしていなくても、なかなかの大事件です。
大塚寧々さんが演じる妻も、円満離婚に至るまでには多くの葛藤がありましたが、最後は大人の決断を下しました。
でも彼女にはときめく時間を過ごす男子がいるようです。次に行くことで丸く収めました。
考えさせられる内容ですが、未来にある幸福を強く信じれば、積み上げた30年なんてジャンプ台にしかならないのでしょうね(笑)。
▲三角・●丸・■四角と様々な愛の形が描かれた「おっさんずラブ」。
繊細な心を写す季節の描写
九月の終わりの晴れ間は夏がまだ残っていて
照りつける日差しと共に追憶を連れてくる
出典: Revival/作詞:スキマスイッチ 作曲:スキマスイッチ
見上げた空にほどけた心
秋に変ったけれど、見上げた空にはまだ前の季節の名残りのある空。時期としてはお彼岸を過ぎた辺りですね。
暑さ寒さも彼岸までという言葉を思い出す頃です。二十四節気では秋分に入っています。
季節の移り変わりの中でも夏から秋はメンタルも少しトーンダウン。
4回ある季節の変わり目の中でも1番心に刺さってそのまま残る時です。
空の色と太陽の光の中に楽しかった夏の思い出が見えています。
夏のという輝く季節の下で過ごした時間がよみがえってきます。