アーバンソウルの名曲
STUTS(スタッツ)ってヒップホップの人?そう思っている人も多いかも。
もちろんそのとおりですがR&Bやソウル、ファンクの要素もアリ。
そんなSTUTSの「Dream Away」はアーバンなソウルバラード。
2018年9月5日リリースのセカンドアルバム『Eutopia』に収録されています。
フィーチャリング(客演)はタイのシンガーソングライター、プム・ヴィプリット。
メロウな歌声にアジア中がメロメロ……という話題の新鋭です。
全編英語の歌詞なので気になるのはその意味ですよね。
タイトルの「Dream Away」とは「夢見て暮らす」こと。
夢のような恋の結末はどうなるのでしょうか?まずはMVを観てみましょう。
タイ・バンコク撮影のMV
MVが撮影されたのはタイのバンコク。街中で歌っているのがプム・ヴィプリットさん。
その後ろでMPCをプレイしているのがSTUTSさんですね。
ひとり気ままに歩き回る女性が男性の夢見る想い人のよう。
いったいどのような恋なのか、うっすらわかるような気もしますが……。
続いて歌詞の内容を深掘りします。
終わった恋を歌になぞらえ夢見て暮らす
僕たちはあんなに愛し合っていたのに君は別れるっていうのかい?
1番の歌詞はどうやらそんな状況です。
三下り半をつきつけられた男性はいつまでも相手のことを忘れられないものなのかも。
男性は思い出を歌に例えて歌が終わらないことを夢見て暮らしています。
彼女が描いた夢とはどうやらギャップがある模様……。
She was,
Mid-Day dreamin' of a land far away,
Packed her things and left her car,
She said ”honey, I gotta go run my own way”
出典: Dream Away/作詞:Phum Viphurit 作曲:Phum Viphurit・STUTS
出ていく彼女
遠くに行く。自由にしたい。楽しみたい。そう言い出す彼女。
これって要するに別れをほのめかされたわけですよね。
車を残していくところが「もう帰ってこない」と主張しているかのよう。
実際MVは飛行機が飛び立つ映像から始まりますし……。
行先はヤシの木々が立ち並ぶリゾート地でしょうか。
I said,
Why'd you have to go for so long.
Whatchu gonna do with our song?
She said,
Let me have fun and be free,
I'll take in the breeze under these palm trees.
出典: Dream Away/作詞:Phum Viphurit 作曲:Phum Viphurit・STUTS
恋=歌
男性は「そんなに長く出かけなくてもいいのに」と彼女を引き止めます。
僕たちは2人で歌ってきたじゃないか。その歌はどうなっちゃうの?
「long」と「song」で韻を踏んでいるわけですね。
2人が交わした会話というか積み重ねた関係性や歴史、物語を歌に例えるところがおしゃれです。
でも別れを切り出された男性は未練がましい感じ。
つきあっているあいだも自由奔放な彼女に振り回されていたのかも。
終わらせたくない歌
Dream away my
Lovely Melody.
Why won't you come
back to me?
Sweetest Harmony.
Please don't end our song in
misery.
出典: Dream Away/作詞:Phum Viphurit 作曲:Phum Viphurit・STUTS