Ken Yokoyamaとは?
Ken Yokoyamaとは、Hi-STANDARDのギターボーカルを務める横山健さんが2004年より開始したソロ活動の名義です。
現在は、ken bandとともにライブ活動を行なっています。
ken bandメンバー
ken bandは、横山健さん、Hidenori Minamiさん、Jun Grayさん、松浦英治さんの4人で構成されています。
楽曲「I Won’t Turn Off My Radio」
「I Won't Turn Off My Radio」は、2015年7月8日に横山健さんが社長を務めるPIZZA OF DEATH RECORDSから発売されました。
2007年に発売された「Not Fooling Anyone」から、なんと8年ぶりのシングル曲でした。
現代は、音源がデジタル化していき、好きな曲だけを簡単に買えてしまう世の中になりました。
CDがあまり売れない中で、曲数の少ないシングルのリリースは意味がないのでは?と考えたこともあったそうです。
アーティストは、CDのパッケージや曲順、音質にもこだわって一つの作品を作り上げます。
しかし今は、好きな音源を一曲ずつ買えてしまうのでそれらのメッセージも必然的に伝わりづらくなってしまうんですよね。
そんな想いの中、Ken Yokoyamaが8年ぶりにシングルをリリースに至ったのはなぜでしょうか?
そこにはどうしても伝えたいKen Yokoyamaのメッセージが隠されていました。
楽曲が伝えたいこと
タイトルの「I Won’t Turn Off My Radio」は「わたしはラジオを切らない」という意味です。
テレビやインターネットなどメディアが普及し、時代遅れとなったラジオのことを歌っています。
そんなラジオと、40代でパンクバンドを続けている横山健さん自身を重ねた楽曲にも感じますね。
Hi-STANDARDの影響でバンドを始め、現在のロックシーンで大活躍しているバンドはたくさんいます。
当時のHi-STANDARDはメディアにもほとんど登場しなかったのに、その影響力は凄まじいものでした。
今は、アイドルやダンスユニット、K-POPなど音楽にも選択肢が非常に多く、それらに憧れる若者もたくさんいます。
Ken Yokoyamaを聴いて、“バンドってかっこいい”と思う若者だってもちろんいるはずです。
「わたしはラジオを切らない」というのは、 Ken Yokoyama自身の「俺は伝えることをやめない」というメッセージではないかと思いました。
たとえ時代遅れのメディアだとしても、ラジオを聴いている人だってまだまだいますしね!!
歌詞と和訳を徹底解釈
Look how beat up we are
As time took us so far
We know it's so hard to still be needed today
出典: I Won't Turn Off My Radio/作詞:Ken、Minami 作曲:Ken
長い時間と労力を費やし、やっとここまでたどり着きました。
時代の流れとともに、古くなっていくのはしょうがないことですが、いつまでも人から求められることは非常に難しいですよね。
Hit hard by MTV
Stabbed by the net we bleed
Now you're an icon of a world of yesterday
But I can still hear your voice
A slight wave is coming through
出典: I Won't Turn Off My Radio/作詞:Ken、Minami 作曲:Ken
メディアが普及し、新しい情報はすぐ手に入る世の中です。
インターネット上で知らない人に簡単に心を傷つけられることもあります。
その中で自分の想いはもう古いのか?と考えてしまいます。
でも、古いから終わりではありません。
歳を重ねた今だからこそ、できることがまだ残っているんです。