Mrs. GREEN APPLE【Viking】歌詞の意味を解釈！目的地はどこ？問いの答えを読み解く

沈んでいった僕は、酒の力で浮かんでいきます。

浮かぶといっても立ち直ったようなポジティブなイメージはありません。

波間で翻弄され浮き沈みを繰り返すような不安定さが伝わってきます。

宴と同じく、恋が叶ったときには夜明けを高らかに祝うはずだった声。

それもまた恋が破れた今となっては無駄なものに終わってしまいました。

ここまでの内容から、僕と君の間に何が起こったのかを読み解いてみましょう。

おそらく僕は君との恋を成り立たせるためにあえて気のない素振りをしたのでしょう。

君が追ってきてくれることを狙っての駆け引き。

けれど実際は、君は僕を追うのではなく手放してしまったのです。

僕にとっての君はどうしても手に入れたいものだったはずです。

僕は君という宝を手放さず、追いかけてでも手に入れようとするつもりだった。

それと同じように君も僕を追ってきてくれると期待したのでしょう。

けれど君の心は僕と同じものではなかった。

君は辛い思いをしてまで恋を手に入れたいとは思わなかったのかもしれません。

あるいは君にとっての僕はそれほどの価値がなかったのでしょう。

どちらにせよ心はすれ違い、僕は君という宝を失うことになってしまいました。

僕の人生という航海は続いていきます。

それは「後悔」と意味を重ねているように響きます。

地図には次の目的地が示されているのでしょう。

それは次の恋や人生の目標を意味します。

けれどすぐに次の目的地へ向かう気力は今の僕には残っていません。

君との恋を試して賭けたことを後悔しつつ、ただ時間という波に揺られるだけなのです。

気持ちや繋ぐものを求める僕。

鏡は自分自身の姿を反射するものです。

それと同様に僕は君に自分の姿を投影していたのでしょう。

けれど鏡に映るのは自分自身に他なりません。

そんな鏡写しのような存在だった僕と君の世界。

そこから君がいなくなった今、残るのは僕の涙ばかりです。

溺れて航海を終えることもできない僕は最後にこう歌います。

僕にとってこの恋は航海になぞらえた後悔でした。

失いたくないのならば試すような真似をしてはならない。

そんな後悔と反省を忘れずに残しておいてほしいと願うのです。

君という目的地を失い、繰り返した問いかけにも幸せな答えを得られなかった僕。

宝を得られなかったヴァイキングの物語。

それになぞらえた苦しい恋の歌は、恋の教訓となって語り継がれるのです。

ドラマチックでメロディアスなサウンドで人気を集めてきたMrs.GREEN APPLE。

「Attitude」は、まさにそんな彼らの集大成となりました。

映画「青夏 きみに恋した30日」の主題歌としてリリースされた「青と夏」。

爽やかで疾走感あふれるサウンドは夏ソングの新定番として人気を呼びました。

ミセスを代表する一曲を徹底解説します。

同じく「Attitude」に収録された「インフェルノ」。

「青と夏」とは一転して、激しいギターサウンドが心を揺さぶるロック・チューンです。

アニメ「炎炎ノ消防隊」主題歌として書き下ろされた一曲。

世界観を表現したサウンドはアニメファンからも高い評価を受けました。

こちらもミセスがブレイクする原動力となったナンバー。

ダークな世界を深く掘り下げた一曲は必聴です！

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2019年の時点で抑えておきたいナンバーをランキング形式でまとめました。

幅広い音楽性と表現力で魅せるミセスの世界にぜひ浸ってください！