aiko【花風】

ラブソングの女王による16枚目のシングル

aiko【花風】歌詞の意味を考察!主人公が大切に守っているのは何?君との月日を今も思い出す理由とは…の画像

ラブソングの女王といえば?と聞かれたら、多くの人が真っ先に思い浮かべるであろうaiko

老若男女問わず誰もが共感できる歌詞と複雑なコードを使用する音楽センス。

そして、キュートな容姿とカリスマ性を持ち合わせた彼女は、2018年にデビュー20周年を迎えました。

それを記念して2019年6月にリリースされた、3枚目のベストアルバムaikoの詩。」

このアルバムにはデビューシングル【あした】をはじめ、懐かしいタイトルが勢揃いで収録されています。

今回はその中から2004年に発売された、aiko16枚目のシングル【花風】歌詞を紹介していきましょう!

『1球の緊張感 THE LIVE2004』イメージソング

日本テレビ系列で放送されている日本プロ野球中継の番組『Fun!BASEBALL!!』。

その番組の2004年タイトル『1球の緊張感 THE LIVE2004』のイメージソングに【花風】が起用されていました。

楽曲自体はラブソングですが、爽やかなサウンドがスポーツ番組のイメージにぴったり。

野球好きの人であれば【花風】を聴くと、当時の盛り上がりが思い出されるのではないでしょうか。

楽曲の主人公とテーマ

失恋したばかりの女性

今回歌詞をご紹介する【花風】は失恋したばかりの女性が主人公

しかし、涙が出るような切ない歌詞ではありません。

むしろ失恋から立ち直り、終わった恋を前向きに捉えているナンバーとなっています。

もしあなたが今失恋した直後でふさぎ込んでいるならば、ぜひとも聴いてほしい一曲。

きっと背中をそっと押してくれるはずですよ♪

失恋しても変わらない気持ち

散々泣いた後に気付いたこと

もう心もおだやか 空はうなずき
マンションの2階の廊下でバイバイ
あたしの髪も伸び昨日の涙は乾き
時が経ち気付いた揺るぎない心
生まれ変わってもあなたを見つける
雨が止んで晴れる様に

出典: 花風/作詞:aiko 作曲:aiko

1〜3行目では、主人公が失恋から立ち直った様子が綴られています。

失恋は誰にとっても悲しいもの。

フラれて全く落ち込まないなんてことは絶対にないのです。

主人公は散々泣いた後にやっと気持ちが落ち着いてきたのでしょう。

外の天気も自分の気持ちと同じように、雨が降っていたのに気付いたら気持ちよく晴れています。

どのくらい立ち直るのに時間がかかったんだろう…と思ったらまさかのたった1日。

昨日好きな人にフラれたのに、主人公の気持ちはもうスッキリしています。

ただ、それは決して主人公の好きな人に対する想いが小さかったからではありません。

想いが通じようと通じまいと、自分の気持ちは変わらないと気付いたからです。

大げさかもしれないけれど、来世でも君を見つけて恋をするだろう。

そんな強い気持ちは恋ではなくもはや“愛”であるような気がします。

生きている限り

あなたもこの空の下 同じ日差しを
眩しいと目を細め くすぐる花風かすめ

出典: 花風/作詞:aiko 作曲:aiko

そして、もう1つ主人公には希望がありました。

それは「生きている限り何があるかはわからない」ということ。

フラれたからといって、二度と会えないわけではありません。

同じ空の下で晴れている今日という一日を自分も、好きな人も過ごしている…。

ということは、もしかしたら来世ではなく今世で両思いになれる可能性も0ではない

この、主人公のとことん前向きな姿勢に、落ち込んでいる失恋者は目から鱗なのではないでしょうか。