素敵な思い出
思い出を大切にする理由
見えなくても 声が聞こえなくても
過ごした月日が二人を繋ぐの
手のひらに落ちた奇跡の様な恋を
離さないで 汚さないで
出典: 花風/作詞:aiko 作曲:aiko
主人公はフラれる前の様に、好きな人とは会えなくなってしまった様子。
それでもなお、今も好きな人との日々を愛おしく想っています。
普通だったらフラれたショックで思い出を全て忘れてしまいたいと思ってしまいがち。
なのに何故、主人公は好きな人の日々を悲しまずに思い出せるのでしょうか。
それは好きな人との思い出があまりにも素敵だったからです。
きっと主人公の好きだった人は優しくて、できた人柄だったのでしょう。
それに思い出自体を忘れてしまったら、2人はただの他人。
大好きな人と自分を繋ぐのは間にできた思い出だけなのです。
守り続けたいもの
あなたがこの空の下くれた七色の
世界を守り通すよ 臆病なあたしの胸で
出典: 花風/作詞:aiko 作曲:aiko
ここまでの歌詞を見ていると、強い性格の持ち主だと思ってしまう主人公。
しかし、決して最初から強い訳ではありません。
最後の行にも描かれているように、本当は臆病で弱い主人公。
前向きでいられるのも、笑っていられるのも好きな人のおかげなのでしょう。
人の性格を良い方向に変えてくれる恋は、なかなかこの世には存在しません。
ちょっとしたことで落ち込んだり、嫉妬したり…。
多くの人は恋をする前よりも弱くなってしまうもの。
なのに主人公は、逆に強くなれるような恋をすることができました。
だから、フラれてもそんな尊い恋を守り続けたいのです。
失恋がくれるパワー
自分の道しるべ
生まれ変わってもあなたを見つける
雨が止んで晴れる様に
光が射しててそれは綺麗で
あなただけを照らしてるから
出典: 花風/作詞:aiko 作曲:aiko
主人公はこれから先も、きっと好きな人を想い続けるのでしょう。
それは主人公にとって好きな人は唯一の道しるべだからです。
好きな人と手を繋ぐことも抱きしめ合うこともできません。
フラれてしまった今、気を持たせないために落ち込んだ時も容易く慰さめてはもらえないでしょう。
けれど、主人公は好きな人を想うだけで元気が湧いてくるのです。
振り向かせるために素敵な人になろう。
もう一度会えた時、綺麗になった(もしくはかっこよくなった)と思ってほしい。
失恋は時に、そんなパワーをくれることがあります。
落ち込むことも必要ですが、とことん泣いた後は主人公のように前を向きたいものです。
【花風】は失恋の気持ちを爽やかに歌い上げた一曲!
ショートバージョンのMVをチェック
失恋の気持ちを爽やかに歌い上げたこの一曲をぜひ実際に聴いてみてください。
何歳になっても容姿が変わらないとよく話題になるaiko。
【花風】は2005年にリリースされたため、もう何年も前ですが…。
確かに全く変わりません!