「人」

GReeeeN「人」の歌詞解釈♪ジャケットにあの先生が!?音楽ランキングありの画像

デビューの1年を締めくくる1曲

「人」は2007年11月発売のGReeeeNの4枚目となるシングルで、B面には「街」という曲が収録されています。

同じ年の1月に「道」でメジャーデビューを果たしたGReeeeNは、3月に「HIGH G.K LOW 〜ハジケロ〜」、5月に「愛唄」と立て続けにシングルをリリースしました。

6月には初のアルバムとなる「あっ、ども。はじめまして」を発売して大きな話題となっていた彼らにとって、「人」は2007年の締めくくりの1曲となりました。

オリコンチャートでは週間8位を獲得し、日本レコート協会のゴールド認定も受けています。

ジャケットは何とあの人!

「人」のジャケット写真に使われているのは、何と武田鉄矢さんなんですね。「人」を語った名言で知られる金八先生ですから、まさにぴったりの人選といえます。

収録アルバムは?

「人」は、GReeeeNの2枚目のオリジナルアルバムあっ、ども。おひさしぶりです。」(2008年6月発売)にも収録されています。

アルバムはオリコンチャートで2週連続1位に輝いたのをはじめ、2008年7月度月間1位、2008年度年間10位となり、ミリオンも獲得しています。

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「人」の歌詞について

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ではここで「人」の歌詞を詳しく見ていきたいと思います。

PVでは以前一緒に暮らしていた男女二人のお話になっているようですが、実際の歌詞はどうなっているのでしょうか?

思い出す日々

君は今何してるかな? 一人さびしく泣いているかな?
そうあの時も この気持ちをわからず突き放し また強がるし
机の横の写真は今も 笑っているからさ 今はつらくて
二人今は この手には 握れる手もなくて 日々が過ぎていく

だけど少しね 気付いて欲しいことは
今までただ二人は楽しかったこと

出典: 人/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

歌い出しは「君」つまり彼女のことをふと考えている主人公のつぶやきで始まります。

過去に十分理解してあげることができずに、彼女を突き放してしまった苦い思い出もあるのでしょうか。

彼女は彼女で素直になれず、すぐに強がってしまう性格のせいで、喧嘩したり仲直りできなかったり、色々とぶつかることもあったのかもしれませんね。

おそらく彼は彼女のそういう部分も含めて愛おしく思っていたはずです。

またその続く歌詞から分かるのは、今だに一緒に写した写真が飾られたままだということ。

離れ離れになってしまった二人ですが、彼は写真を処分したり引き出しの奥にしまったりできないでいるんですね。

別れた彼女の写真を飾り、今は握れる手もないと言っていますから、当然今も新しい彼女はいないまま、ちょっと寂しい日々を過ごしていることが想像できます。

あの頃のままの笑顔の写真を眺めると心が痛みはするものの、今は二人での日々はとても楽しい思い出だったと言えるし、そのことを相手に伝えたいとも思っているようです。

人は皆それぞれに気持ちを抱えて
今はただ別々の道を歩んで行く
どこまでも続いてくこの every stage of life
まだまだこれからも行くぜ 自分らしくあれ!!!

出典: 人/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

人は誰しも抱えている思いがある。だから人生の節目節目には、時に別々の道を歩むこともあるんだ、と自分にも言い聞かせているような感じがしますね。

道が分かれてしまうことを否定的にとらえず、自分は自分らしい道を進み続けるよ、と宣言しています。

今でも胸にある思い

声が聞こえた気がして振り返るけれど
人混みに君の顔がなくて そんな自分に嫌気がさしてきて
それはつまりね 僕は今でも

だけど少しね 気付いて欲しいことは
今までただ二人は楽しかったこと

出典: 人/作詞:GReeeeN 作曲:GReeeeN

君の声に思わず振り向いてみたけれど、どこにも姿は見えません。

そこにいるはずがないことを分かっているのに、と自嘲する彼。分かっていても思わず探してしまうのは、つまり今でも…そんな胸に秘めた彼の思いが伝わってきます

そして、今までどんなに楽しい時間を分かち合ってきたのか君にも分かってほしい、と繰り返し歌います。