好きだよ
悩みながらきっと 描いてく未来の地図を
二人の両手で 色付けしてゆこう
大きなこの地球(ホシ)で 巡り会う奇跡の中で
あなたと一緒に 運命に変えてゆきたいから
出典: 未来の地図/作詞:Mi+H 作曲:Mi+G
キラキラと輝いた本曲のラストはこのような美しい歌詞によって締めくくられます。
目に見えない希望や願望を、形ある未来の姿へと変換するための道具…。
それは「言葉」ではないでしょうか。
一方的なものではなく、双方の意思伝達がある会話が未来の地図を描いていく。
世界の大きさからしたら「点に近いサイズ」でしかない二人が出会う。
その出会った「点」の二人が「線」を描き、新しい世界をつくっていく。
人の想い、言葉には無限の可能性が秘められているのです。
このような「言葉」をずっと紡ぎ合える相手こそ、運命の人と言ってもいいでしょう。
今一度あなたの周りをとりまく方々を思い浮かべてみてください。
さて、あなたにとっての運命の人は見つかりましたか?
アーティスト「Mi」
「未来の地図」がリリースされたのは2005年、時期でいうと平成のちょうど折り返し地点あたりです。
「Mi」にとっては記念すべき1stシングルとなりました。
「未来の地図」という曲としては知ってるんだけど、アーティストの「Mi」のことはそんなに知らない…。
ひょっとするとそのような方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、「Mi」についての簡単なプロフィールもあわせてご紹介いたしましょう。
実はバンド名
アルファベット名義の女性ソロアーティストも次第に増えてきているように思えます。
歌を聴いている感じでは、「Mi」も1人の女性シンガーの名前かな?と思うかもしれません。
実は「Mi」は3ピースガールズバンド名なのです。
「Perfume」や「SHISHAMO」などのように、女性3人で活動するアーティストも台頭してきました。
かつては「BABYMETAL」や「チャットモンチー」も3ピースで活動していましたね。
「Mi」のメンバーはMaika(Vocal)、Yuri(Bass)、Keyboard(Aya)の三人。
バンド名の由来につきましては以下の通りでございます。
グループ名の由来は「I LOVE MUSIC」という一文の"I"と"M"をとって、それを逆にしたことからである(ボーカルのMaikaの略という説も有る)。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Mi_(バンド)
カバー曲のネット配信などでも話題に
2006年には2月から「Mi」が行った企画は「12ヶ月連続音楽配信」!
他のアーティストのカバー曲をネット配信し続けました。
「LINDBERG」に始まり、「相川七瀬」、「My Little Lover」、「Every Little Thing」…。
他にも「the brilliant green」や「JUDY AND MARY」まで、様々なアーティストの曲をカバーしました。
なお、日本の歌手「マリア」はVocalのMaikaの実姉で、現在も音楽活動を続けております。
やっぱり「あいのり」!
「未来の地図」を紹介する上で欠かせないものがあります。
それこそが、「未来の地図」のシングルがリリース当時放送されていた人気恋愛バラエティ番組「あいのり」。
1999年から2009年まで、10年というとても長い期間にわたって放送されたこの番組。
もしかしてあなたは、月曜の夜遅くに「あいのり」目当てでテレビの前に座っていた当時学生の方でしょうか?
もしそうだとしたら、私も仲間でございます。
翌日学校に登校して、友達と最初に交わす一言は「昨日のアレ、観た?」でした。
もはや伝説級ともいえる主題歌人気
100カ国近くを旅して繰り広げられた恋愛ドラマの内容に匹敵するほどにインパクトを与えたもの。
それは「主題歌が毎回飛ぶように売れる」という、ある意味伝説的なものでした。
「ゆず」の「始まりの場所」に始まり、「Every Little Thing」の「fragile」も初登場オリコン1位。
「GLAY」の「Way of Difference」も首位に輝き、「I WiSH」の「明日への扉」も栄冠を勝ち取ります。
まだまだ大物が続き、「スピッツ」の「スターゲイザー」も予想通り1位。
「え?この曲も主題歌だったの?」というような有名な曲ばかり…ある意味名曲大量生産番組だったのですね。
初代から5曲連続で1位獲得という記録を達成し、6代目の主題歌に本曲「未来への地図」が使用されました。
その結果やいかに?