大ヒットアルバムの収録曲
アルバム「ストレンジャー」は1977年に発表されたBilly Joelの5枚目のアルバムです。
全米2位を記録する大ヒットで、Billy Joelを一躍有名にしました。
「Just The Way You Are(素顔のままで)」はこのアルバムに収録されているのです。
アルバムは後にグラミー賞で最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を受賞。
君に僕が望むこと
自然体で
Don't go changing, to try and please me
You never let me down before
Don't imagine you're too familiar
And I don't see you anymore
僕を喜ばせるために、変わろうとしないで
君にがっかりさせられたことなんて一度もない
慣れてしまったばかりに
もう僕に飽きられるなんて思わないでほしい
出典: Just The Way You Are(素顔のままで)/作詞:Billy Joel 作曲:Billy Joel
そのままの君で良いから。タイトル通りの思いを伝える歌詞で始まりました。
そしてそれが僕の本心であることを訴えるように歌詞は続きます。
君は僕のために何かをする必要が無いと思っているのでしょう。
僕のために「変わる」こと。例えば「見た目」がありますね。
キレイと思われたくてメイクに力を入れなくても良いのです。
むしろそのようなことはして欲しくないようですね。
いつもの君でいてくれることが僕のためになるのでしょう。
僕にとっての自然体の君、それが僕の好きな君なのです。
これからも
I would not leave you in times of trouble
We never could have come this far
I took the good times, I'll take the bad times
I'll take you just the way you are
出典: Just The Way You Are(素顔のままで)/作詞:Billy Joel 作曲:Billy Joel
ここでは「これまでの2人」を歌詞にしています。
どんなに大変な時でも、君を一人にしない
僕たちはここまで来れたんだ
君と楽しい時間を過ごしてきたんだ
どんな困難だって乗り越えるよ
僕は素顔のままの君を受け入れるよ
出典: Just The Way You Are(素顔のままで)/作詞:Billy Joel 作曲:Billy Joel
一緒になろうと決めたこれまでのことを振り返っているのでしょう。
「困難」という文字からはここまでの道のりが、順調なものでは無かったことも分かります。
でもそれを2人で解決をしてここに一緒にいるのですね。
再びそのような場面に出会った時も、2人で乗り切ることがでるのです。
だから「一人」にすることは決して無いと君に伝えたのでしょう。
辛いことを乗り切ったあとは、2人のつながりはより強くなったのです。
「素顔」は君のここまでの心も表しているのでしょう。
これまでと同じ君が、将来も僕といてくれることを願っています。
飾らないで
心にあるから…
Don't go trying some new fashion
Don't change the color of your hair
You always have my unspoken passion
Although I might not seem to care
流行の服だって試さなくていい
髪の色だって変える必要はない
僕のこの熱い想いを言葉にしていないだけ
君のことを気にしていないように見えるかもしれないけど
出典: Just The Way You Are(素顔のままで)/作詞:Billy Joel 作曲:Billy Joel
今日はデートの日なのかもしれません。
前からの約束をしていた日なのでしょうか。
この日のために、ワンピースでも新調したのでしょう。
流行りの色に合わせてヘアカラーも変えて僕の前に表れた君。
僕のためにこんなに色々なことをする君のことは、愛おしいに決まっています。
でも僕は君の変化を口にすることはないようです。
「気にして」いない訳では無い、「今日の君はキレイだね」を口にしないだけ。
それを分かって欲しいのですね。
気が付いているのなら言葉にして相手に伝えればいいのに、と思ってしまいますね。
いざ口にしようとしても上手く伝わるかどうか不安もあるのでしょうか。
それよりも、口にしなくても伝わっているはずと思っているのでしょう。
静かに歌いつつも歌詞には「passion」という単語が使われています。
君への「熱のある想い」が心にあれば、外に出す必要はないことを、この1つの言葉に集約しているのですね。