アジカン3度目のNARUTO主題歌

『ブラッドサーキュレーター』アニメNARUTO - 疾風伝 - (459話~479話)でアジカンが手掛けたオープニングソング。

NARUTOの主題歌をアジカンが手掛けたのは、実はこの作品で3回目のこと。

1回目に手掛けたのは『遥か彼方』(初期NARUTOシリーズ)、2回目は『それでは、また明日』で、こちらの楽曲は劇場版『ROAD TO NINJA - NARUTO THE MOVIE』の主題歌として書き下ろされたもの。

アジカンファンにとってもNARUTOファンにとっても、〝NARUTO×アジカン〟は定番となりつつある組み合わせになっている印象です。

3度目となるNARUTO主題歌の依頼を受けた当時には、「曲もアイディアも時間もなかった」とVo.後藤が告白していますが、それでも「断る理由は何もなかった」というほどアジカンにとってもNARUTOは特別な存在となっているよう。

〝断る理由がなかった〟その理由とは?

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3度目の主題歌の依頼をされたとき、時間的にも余裕がなかったにもかかわらず、「寝る間を惜しんででも、この曲は書き上げないといけないと思った」というVo.後藤。

そのワケは前作主題歌でてがけた『遥か彼方』に対する世界の反応が理由のようです。

アニメNARUTOは、何十か国語もの吹き替え版として世界各国のTVで放映されている世界的人気アニメでもありますが、その中でも人気が特に高いのがスペイン語圏の国々。

南米ツアーをメインにして世界ツアーを組んでいるアジカンですが、海外ツアー『遥か彼方』を演奏したときのファンの熱狂ぶりと、楽曲の浸透ぶりに驚き、また「とても誇らしく思いました」とも語っています。

そしてNARUTOはアジカンにとって「これからも一緒に、世界中を旅する同士」のような存在だそう。

『NARUTO』と『NARUTO - 疾風伝 - 』は違う?

アニメ『NARUTO』をあまり知らない人にとっては、〝忍者〟をベースにした子供向けアニメというイメージしか湧かないかもしれません。

確かに初作シリーズとして放映された『NARUTO』はギャグ的な要素が多い内容がメインとなっていますが、第2シリーズの『NARUTO - 疾風伝』(全1話~500話)では、人間の死や戦争、悲しみや平和などをテーマにしたディープな内容となっていることが特徴。

アジカンの歌詞といえば〝奥が深い〟(そして時に難解である)ことでも有名ですが、NARUTO作品が熟成していくのとともに、アジカンの楽曲がよりしっくりくるものになっているのかもしれません。

『ブラッドサーキュレーター』NARUTOファンも絶賛

主題歌『ブラッドサーキュレーター』の聴きどころは?

アジカンのオープニングテーマが流れるNARUTO - 疾風伝 - の459話~479話で大きなテーマとなっているのが〝主人公ナルトとライバルであるサスケ〟とのやり取り。

宿敵でありながらも大切な仲間であるサスケに対する感情が、『ブラッドサーキュレーター』の歌詞のなかにもところどころ垣間見えます。

歌詞から見えるNARUTOの深層

『ブラッドサーキュレーター』とは〝blood circulator〟(血液循環装置)のこと。

 生命維持に欠かせない装置であると同時に〝命そのものの存在の意味〟について考えさせられるツールでもあります。

『ブラッドサーキュレーター』の楽曲自体はテンションの高いTHEロックなムードですが、歌詞はとてもディープ。

ここでは特に意味深な部分を取り出して分析してみました。

『ブラッドサーキュレーター』の歌詞に隠された意味とは

いつの間にか独りになった
此処は何処か
心の在り処をそっと辿って
ため息くらい飲み込んでしまえよ

出典: https://www.uta-net.com/song/211127/