BUMP OF CHICKENの「バトルクライ」ってどんな曲?
隠れた名曲!
「バトルクライ」は1999年に発売されたBUMP OF CHICKENのインディーズ1枚目のシングル「LAMP」のカップリング曲です。
オリコンチャートでも181位にランクイン。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/FLAME_VEIN
ご存じない方が多いかもしれません。現在は廃盤になっているCDですし、人気が出来る前の曲ですからね。
インディーズですからこの順位でもすごい記録ですよね♪
しかし、その後メジャーデビューしてインディーズでの1枚目のアルバム『FLAME VEIN』が再発された時に、この「バトルクライ」が追加されました。
隠れた名曲「バトルクライ」の世界を見ていきましょう。
「バトルクライ」の歌詞の意味をチェック!コードも一緒にチェック!
歌詞を深掘り!
まずはイントロのコード進行です♪
G♭/G♭ A♭ B♭m Fm/G♭/G♭
D♭/G♭/A♭onG♭/G♭/B♭m/B♭m/A♭/G♭ A♭/D♭/D♭
出典: バトルクライ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
歌が始まります♪
D♭ G♭
自分にひとつウソをついた「まだ頑張れる」ってウソをついた
D♭ G♭
ところがウソは本当になった「まだ頑張れる」って唄ってた
Fm G♭ A♭ B♭m Fm G♭
ずっ と そう やっ て ここまで来た
D♭ G♭
憧れていたプリマドンナ 眠りの中限定パイロット
D♭ G♭
自分が主役の夢を見て 笑われないうちに忘れるんだ
Fm G♭ A♭ B♭m Fm G♭ /G♭ A♭ B♭m Fm
本 当 に 忘れ た の?
G♭ A♭ B♭m
そりゃ無理だよね そりゃそうさ
出典: バトルクライ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
言葉には言霊があります。
言葉にすることで目標を宣言すると効果があるのはこのためです。
ヘトヘトになってこれ以上頑張れない時でも「まだ頑張れる」とウソでもいいからつぶやくことで心の中で何かが変わります。
頑張れなくてもいいのでとりあえず「まだ頑張れる」と言ってみる。これは作者の藤原基央の実体験でもあるのではないでしょうか。
この歌詞を書いた時はメジャーデビュー前。アルバイトをしながらのバンド活動の日々です。体力的にも精神的にも追い詰められていたのでしょう。
でもバンドという夢に向かって、「まだ頑張れる」という言葉を自分に言い聞かせていた状況が目に浮かびます。
BUMP OF CHICKENファンにはグッとくる歌詞ですよね。
「自分が主役の夢を見て」という歌詞ですがここもメジャーデビュー前夜を思い起こさせます。
プロになるということは自分が主役になるということです。当時はプロになれるかどうか不安だったのでしょう。
そんな夢は笑われないように隠しておきたい気持ちもあったでしょう。
しかし、笑われたってなんだって本当に自分のしたいことを隠してどうするのでしょうか。
隠すということは自分で自分を認めていないことです。自分で自分を信じないで何ができるというのでしょう。
そんな気持ちを高らかに歌うパートですね。
何かを成し遂げてやろうと思っている人には胸に迫る歌詞です。
D♭ D♭onG♭ G♭
それがまさに生きていく理由 何かを賭して手にするもの
B♭m A♭ G♭ A♭
傷つきながらしがみついて離せない それだけのもの
D♭ D♭onG♭ G♭
ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所
B♭m A♭
ひとつのウソにさえ すがる僕に捧げよう
G♭ A♭ D♭ /D♭/D♭m/D♭m
誓いの歌 SHOUT a BATTLECRY
D♭/D♭/D♭m/D♭m
出典: バトルクライ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
自分の生きる理由が見つかった人はしあわせです。
藤原基央にとってはバンドだったでしょうし、あなたにとっては何でしょうか?
生きる理由は傷つきながらも、しがみつきたくなるものです。
自分が戦うべき場所が分かり、そこで覚悟を決めて戦い抜くことの覚悟を歌っています。
戦い続けることを歌う「バトルクライ」。背中を押してくれる曲ですよね。
ウソにすがったって、何をしたっていいから目指すべき場所があるのです。
何かを犠牲にしても、生きていく理由があればブレずに強く進むことができますよね。
行き先が明確だらこそ、捨てるべきものと必要なものの違いが理解できるのです。
大言壮語吐いてやろう!!
D♭ G♭
日毎生意気になってやろう 大言壮語も吐いてやろう
D♭ G♭
最後に見事笑ってみせよう 主役を思い知らせてやろう
Fm G♭ A♭ B♭m Fm G♭ /G♭ A♭ B♭m Fm
本 当 強 がっ てんだ
G♭
強がってまたウソついて
出典: バトルクライ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
日本だと有言実行ってあまりなじまない概念ですよね。
宣言してから目的を達成すると当然かっこいいのですが、有言することで叩かれるからみんな言わなくなります。
「そんなことできっこない!」「無理だよ!何考えてるの!」など非難や悪口を言われるのがオチです。
日本にはこういうドリームキラーが多いのです。なぜでしょうか。
一つは自分と同じレベルでいて欲しいという同調意識ですね。自分より高いところへ行ってほしくないのです。相対的に自分の位置が下がってしまうから。
もう一つはストレスのはけ口を求めている人が多いということ。
別に他人が「こうなりたい!」と言ってもほっとけばいいじゃないですか(笑)。自分に危害がない限り。
わざわざ非難する必要はまったくありません。「頑張れ!」と応援すればいいとも思います。
しかし、ストレスのはけ口として「無理!無理!」などとツッコミを入れます。
いっぱしの評論家気取りでコメントをすることで相手の価値を下げて、相対的に自分の価値を高めたいのです。
何も出来ない自分へのいらだちを相手に向けているとも言えますね。
自分には不可能なことを相手には可能にはしてほしくないという嫉妬の気持ちもあるでしょう。
有言実行する人に対してあなたは批判する人ですか?応援する人ですか?
D♭ D♭onG♭ G♭
それが僕のわずかな力 ただの強がりもウソさえも
G♭ B♭m A♭ G♭ A♭
願いを込めれば誇れるだろう 望めば勇気にもなるだろう
D♭ D♭onG♭ G♭
ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所
G♭ B♭m A♭ G♭ A♭
ひとつのウソにさえすがる僕の そのウソが誓いに変わる
G♭/G♭/B♭m/B♭m/G♭/G♭/A♭/A♭
出典: バトルクライ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央