「流星群」という言葉からは、なにかきらめくような、美しいものを想像することができます。
しかしこの歌で描かれているのはむしろ、真逆の醜いものなのです。
どうして「流星群」というタイトルがつけられているのか、こちらでチェックしてみましょう。
言葉にならない夜は
貴方が上手に伝えて
絡み付いた生温いだけの蔦を
幻想(まぼろし)だと伝えて
出典: https://twitter.com/onitsuka_bot/status/932045673528115200
冒頭の歌詞は、とにかく相手からの応答を待っているような感じです。
2回も「伝えて」というワードを入れるからには、なかなか返事をもらえない心情を表していることがうかがえます。
心を与えて
貴方の手作りでいい
泣く場所があるのなら
星など見えなくていい
出典: https://twitter.com/ruiko_bot/status/932210842237419520
伝えてほしいものと、与えてほしいものを並べ立てたあと、「星など見えなくていい」といらないものを提示していることに注目です。
「流星群」とは、複数の星です。たくさんの星なんていらないこと。それよりももっと欲しいものがある。この歌の主題はそこにあるのでしょう。
呼ぶ声はいつだって
悲しみに変わるだけ
こんなにも醜い私を
こんなにも証明するだけ
でも必要として
貴方が触れない私なら 無いのと同じだから
出典: https://twitter.com/ruinsion/status/804026214688038912
サビでは、ここまでに自分が上げてきた声に対しての言及がなされています。
悲しみに変わるだけ。醜さを証明するだけなのに、声を上げずにはいられない。
なぜなら声を上げなければ、触れてもらえないからでしょう。
「流星群」とは、主人公の女性が上げる、声の群れのことなのかもしれません。
何度も繰り返し上げる声のことを、きらびやかな「流星群」に例えている。そう考えると、タイトルの意味がはっきりとわかりますね。
力強さを持ったバラード
決して弱者の歌ではない
「流星群」は人の弱さや辛さを歌ってはいますが、決して弱者の歌ではありません。
むしろ力強く、弱いことに胸を張っている歌であるといえるでしょう。
だからこそ多くの人の心をつかみ、名曲として扱われることになったのですね。
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