臆病だけど踏み出したい
臆病なくせに
叶えたいと思う わたしを
笑いたければ笑えばいいから
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
彼女はどうやって伝えればいいか、その方法さえ悩んでしまう自分を臆病だと考えているようです。
しかし、彼との恋を成就させたいという気持ちはあるのだと分かります。
臆病でありながらも、欲張りな自分自身を自虐しているのでしょう。
彼女にとって、好きな人への想いが無視できないほど大きくなっていることが伝わってきます。
彼の笑顔
その笑顔はわたしだけに向けてて
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
この1行から伝わってくるのは、彼への深い愛情です。
好きな人のことはなんでも独占したくなるのが普通の感情。
彼女は、彼が他の誰かに対して向ける笑顔にさえ、心のどこかで嫉妬しているのでしょう。
好きだという気持ちが大きくなって、今ではそこまで独占欲が膨らんでいるのです。
気持ちを伝えたい
世界が華やぐ
話があるよ
聞いてほしいよ
もう なんか
全部伝えたいんだよ
上手く言えないけど
急に世界に色が付いたの
ほんとだよ
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
ここでは彼女が彼に対しての気持ちを口にしています。
本当は自分がどんな気持ちでいるのかを言葉にして全て伝えたいと思っているのでしょう。
しかし、言葉にするにはその気持ちは複雑すぎてうまく伝えられない。
そのことに対してもどかしさを感じているのかもしれません。
しかしこの恋愛が主人公の日々の生活に華を添えているのは間違いがありません。
恋をしたことで何でもないような日常の風景さえ、以前より輝きを増しているのでしょう。
そのことだけでも彼に伝えようと一生懸命に言葉を選んでいるのが伝わってきます。
彼への深い愛
何をしていても君を思ってしまう
あぁ やっぱり優しいな
あぁ やっぱり眩しいな
悔しいな 苦しいな
やっぱ好きだな
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
生活のどんな瞬間も、彼のことを考えてしまう。
このことから分かるのは、主人公が彼のことをどれだけ深く愛しているかということです。
ただ外見に対して恋をしているわけではないのでしょう。
内面や雰囲気など、そんなことに対しても彼女は心地よさを感じている。
そして、そんな風に彼のことで頭が占領されていることに対して悔しさや苦しみも感じているのでしょう。
人を好きになるということの喜びと、苦悩も同時に書かれている歌詞パートです。
仕方ないことなんだけど
好きになるのは簡単で
なってもらうのは難しいんだな
出典: 話がある/作詞:足立佳奈,Sori Sawada 作曲:Sori Sawada
ここで彼女は恋愛の難しさを実感しています。
誰でも恋に落ちるのは一瞬です。
しかし、相手も同じかどうかは分かりません。
このパートからは片思いの切なさも同時に感じます。
好きになってもらうために頑張って作戦を立てても、人の気持ちというのは読むことができません。
人間同士のコミュニケーションにはこうすれば正解だというものが存在しないのです。