16thシングルのカップリング曲「君に贈る花がない」

『君に贈る花がない/乃木坂46』のMVのテーマは○○!?切ない歌詞が魅力の今作を徹底解剖!の画像

「君に贈る花がない」は、2016119()に発売された16枚目のシングル「サヨナラの意味」のカップリング曲として収録されました。

歌唱メンバーは、次の通りです。

北野日奈子、寺田蘭世、中田花奈、中元日芽香、堀未央奈

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/乃木坂46

若者の恋愛と花を掛け合わせた見事な歌詞

乃木坂46楽曲はいつも、ファンや聞き手に訴えかけるような歌詞が魅力的ですが、今回の「君に贈る花がない」においても、切ない歌詞に感情を揺さぶられる方も多かったのではないでしょうか。

若者の恋愛に対する感性や感覚を、花という存在と掛け合わせることで見事に歌詞化した、素敵な楽曲と言えますね。

「君に贈る花がない」の歌詞が切ない

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「君に贈る花がない」という楽曲は、その切ない歌詞にも注目が集まりました。

「もうここにはその花は咲いてない」という歌詞が曲中に2回登場しますが、その言葉の意味やニュアンスから、切なさやはかなさを象徴しているフレーズと言えますね。

花という存在自体が永遠のものではなく、いつかは散ってしまうはかないものですが、その花と「僕は君を 君は僕を好きだよ」という恋愛要素に掛け合わせることで、より一層はかなさを強調していますよね。

2番では、「僕は君を 君は僕を好きだよ」と歌った直後に、「だけど無理な願い」と歌っていることからも、男女2人の願いは成就しない切なさを端的に表現していますね。

「君に贈る花がない」という楽曲の魅力

その切なさやつらさに、「君に贈る花がない」という楽曲の魅力が隠されていると言えるでしょう。

歌詞には「彼と三人で始まる道」とあるように、女の子1人に対して、男の子が2人登場しているイメージが描けますね。

「僕は君を 君は僕を好きだよ」と歌っているので、本当は両思いなのに、もう一人の男の子と付き合うことになってしまい、その願いが叶うことはなくなってしまったと考えることができます。

早めに告白しておけば付き合えたかもしれないのに、もう一人の男の子が先に告白して付き合うことになったので、その女の子とは付き合えなくなってしまったという情景が呼び出される歌詞となっています。

それでも、「ぎこちなくなっちゃいけないと いつものように 僕は一人微笑む」という歌詞からも、僕の想いが読み取れますね。

普段からの3人の関係を崩さないために、彼女と彼が付き合っていることに対しても、いつも通り振舞おうとする姿が表現されています。

そういったことを踏まえて、改めて「僕は君を 君は僕を好きだよ だけど無理な願い」という歌詞を見ると、本当にいろいろな感情がこみ上げてきて、切なさを助長するような構成となっています。

男女2人の恋愛関係を3人の登場人物いう形で、上手に表現した楽曲になっていると言えますね。

その言葉からさまざまな想いを読み取れる歌詞

たった一つ花があり
誰かへと贈るのなら
僕は迷うことなく
絶対君に届けるだろう
だけど
その花は僕たちが出会う前に摘まれてた
悲しいけれど
もうここには
もうここにはその花は咲いてない

出典: 君に贈る花がない/作詞:秋元康 作曲:Rizz

MVのテーマは「とにかく光る!輝く!」

「とにかく光る!輝く!」をテーマにしたパフォーマンスに注目です!

「君に贈る花がない」では、「とにかく光る!輝く!」をメインテーマにおいた、ダイナミックなパフォーマンスが魅力的なMusic Videoとなっています。

サンクトエトワールのキャッチフレーズでもある、「あなたに一番近い星」や、フランス語で「5つ星」を意味する、グループ名にかけた光り輝く映像が印象的です。

プロジェクションマッピングも効果的

このMVのために準備したプロジェクションマッピングの効果も幻想的で、メンバーの魅力が最大限に引き出されるような印象をファンに与えてくれていますね。

サンクトエトワールのメンバーたちも、当初プロジェクションマッピングの完成度の高さに感動したようで、改めて素敵なMV作りに貢献した仕掛けとなっています。

光の調節や角度などを最高のものにするため、MVの撮影には、およそ30回ほどもフルダンスで調整を試みたとのことです。

そういった意味で、メンバーたちの頑張りや、裏方さんの努力によって築き上げられていったMVと言えるでしょう。

花びらが舞うシーンも「幻想的」

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