世界各国で注目
ゲームのエンドロールに採用
2017年、ロールプレイングゲーム「NieR:Automata」がリリース。
ゲームが世界的大ヒットを記録する中、エンドロールで流れる楽曲が注目されるようになりました。
それが【Weight of the World/壊レタ世界ノ歌】。
ゲーム好きの中には、こちらの楽曲を着うたに設定している方もいるようです。
先ずは、スマートフォンアプリで視聴してみましょう。
Twitter上では、日本語版だけでなく、外国語バージョンも話題になっています。
リスナーは、バラード調のメロディーと優美な歌声に癒しを得ているのでしょう。
他方、ゲーム「ファイナルファンタジーⅩⅣ」のBGM・Prelude Versionも話題になっています。
Prelude Versionは、「ファイナルファンタジーⅩⅣ」のストーリーを盛り上げている良曲。
プレーヤーは、楽曲を聴きながら、激闘シーンやキャラクター同士の絆に思いをはせているのかもしれません。
リスナーを魅了している理由
再生時間が約6分の【Weight of the World/壊レタ世界ノ歌】。
ヨコオタロウさんが作詞を、岡部啓一さんが作曲を行っています。
前者のヨコオタロウさんは、数多くのヒット作を輩出しているゲームクリエイター。
斬新な発想でゲームの編集やシナリオを手掛け、「ヨコオワールド」と呼ばれる独自の世界観を確立しています。
対する岡部啓一さんは、ジャンルにとらわれることなく楽曲制作に取り組んできました。
豊富な経験を活かし、心に響くメロディーラインを作り出しています。
クリエーターとして類まれな才能を持っている2人が作り上げているため、クオリティは折り紙付き。
聞いて損なしの1曲と言っても過言ではないでしょう。
ゲーム「NieR:Automata」の世界を再現
月へ追いやられた人類
歌詞は、ゲーム本作をイメージ。
ゲームに登場する主要キャラクター・アンドロイド兵士の目線で綴られています。
消えゆく想い
途絶える躰
空は今も暗く
出典: Weight of the World/壊レタ世界ノ歌/作詞:ヨコオタロウ 作曲:岡部啓一
冒頭部分の歌詞。
ゲームのプロローグを表現しているようです。
物語の舞台は、西暦5012年。
エイリアンが地球に襲来し、破壊行為を開始しました。
突然の脅威を目の前に成す術などなく、多くの人類が命を落とす事態に。
辛うじて生き延びた人類は、散り散りになりながら住処を求め、月へ退避したのでした。
月面から地球の奪還を試みるものの、ことごとく失敗。
いつか地球に戻るという想いは、叶わぬ夢と化していました。
太陽の光が届かない月面では、常に真っ暗闇。
その暗闇が人類の心に影を落とすのでした。
歌詞の「~今も~」は、人類が置かれている過酷な状況をリアルに描き出しています、
アンドロイド兵士の悲しみ
途絶える躰
出典: Weight of the World/壊レタ世界ノ歌/作詞:ヨコオタロウ 作曲:岡部啓一