椎名林檎「自由へ道連れ」
収録アルバム
「自由へ道連れ」が収録されているのは、椎名林檎さんのアルバム「日出処」です。「自由へ道連れ」は2曲目に収録されています。
ほかにも「カーネーション」や「NIPPON」、「ありあまる富」なども収録されており、最初から最後まで非常に濃い一枚となっております。
▼アルバム「日出処」の詳細は、以下リンクの「日出処」の項目をご覧いただければ幸いでございます。
椎名林檎のおすすめアルバムは?シングル楽曲・ドラマ主題歌多数収録、人気作品を厳選! - otokake(オトカケ)
林檎さんのオリジナルアルバムは2017年現在5枚リリースされております。全部買って聴いちゃえ!と言いたいところですが、今回は「これだけは必聴」なアルバム3枚選んで参りました(林檎さん風口調)。
動画はこちら
一度聴くだけではなかなか耳になじまない独特な一曲です。しかし時間をかけてじっくり味わうのが大人の嗜みでございましょう。
ハードロック的なリフでのれるか、と思いきや(いい意味で)なかなかつかみにくいメロ!
林檎さんの楽曲では非常に濃い「テイスト」を感じるものが多いですが、時々こういう何ものにもカテゴリ分けができない作品も楽しむことができるように思われます。
初期の林檎さんの楽曲やアルバム「日出処」収録の「NIPPON」のような濃いテイストとは異なり、なにかあらゆるものが不規則にこまかくミックスされたような印象を受けます。
これはのちにご覧いただきます歌詞内容に非常にマッチしているので、ここもぜひふまえていただきたく思います。
映像のほうでは、美少女がいろいろやらかしてくれるのが非常に楽しいですね。歌詞にもリンクしているところもチェックしてみてください。
中居正広主演のドラマ主題歌を書き下ろし?
5年前のドラマで懐かしい印象を受けるのですが、2012年放送の『ATARU』で使用されたのがこの「自由へ道連れ」です。
ミステリー色が濃いドラマで、主演、いわゆる「チョコザイ」の中居正広さんはサヴァン症候群を患っている設定。ほとんどしゃべらない独特の役でした。
ちなみに蛯名舞子さんを演じていた栗山千明様の美しさも超印象的でしたね。
林檎さんは千明様にも楽曲を提供なさったことがあります。タイトルは『おいしい季節』。
独特の歌詞
それでは「自由へ道連れ」の歌詞をご覧いただきましょう。
林檎さん独特のワードチョイスが楽しい一曲でございます。
その真意を読み取るのは非常に難解ですが、言っていることはなんとなくわかる気もします。おぼろげながらもコメントを残しておきましょう。
白黒ハッキリではなく
超弩級(ちょうドきゅう)のミサイル
逸(はや)る命
この現し身は驀地(まっしぐら)
世界のまん中が視たい
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-141203-380
物事に意義というものをもたせがちで、なにごとも理屈や論理づけたくなるのが人間。
しかしそんなロジックどおりに整えても必ずどこかで矛盾は生じます。
左か右か、白か黒かと、無理矢理位置づけたとしてもどこかで論理の破綻は生じているのです。科学の分野ですら、よくわからないながらも使用され続けているものがたくさんあります。
そんなロジックではなく、自分の望む目的めがけて行動すること。そんなメッセージが秘められているのではないでしょうか。
論理がぐちゃぐちゃでも感情論で判断しても、結果オーライであればそれでいいのではないかと。
真ん中に自由がある
待ち切れない
今ならば子供にも大人にもなれる
試されたい
近付いている
確かめてほら
自由へ秒読み
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-141203-380