GANGNAM STYLE(江南スタイル)
全世界を熱狂させた韓国発のエレクトロハウス
今回ご紹介するのはPSYの「GANGNAM STYLE(江南スタイル)」。
2012〜13年に大流行した韓国発のエレクトロハウスです!
トレンドの音づかいとPSYらしいおふざけ全開のスタイルで世界中を虜にしました。
『江南スタイル』(カンナムスタイル、朝: 강남스타일、英: Gangnam Style)は、PSY(サイ)の6枚目の正規アルバム『PSY6甲』に収録されたタイトル曲である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/江南スタイル
江南とは、韓国・ソウルにある高級住宅街のこと
タイトルの“江南”とは韓国・ソウルにある江南区という地域のこと。
お金持ちが住む高級住宅街として有名なこの地域は、日本でいうと港区のようなイメージです。
裕福でおしとやかな紳士淑女も暮らしていますが、
ギラギラ感のある“港区女子”的な方々も目立つ感じの場所ですね……。(笑)
曲名の「江南」とは、PSY本人の出身地で高級住宅街が多いことでも有名な、ソウル特別市江南区のことである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/江南スタイル
タイトル「江南スタイル」は、そんな江南に住む人々のライフスタイルのことを指しています。
優雅で贅沢な暮らしの中にギラギラした一面が垣間見えるような、そんなイメージです。
歌詞やMVにはそれを揶揄するようなユーモアが散りばめられています。
江南区出身だからこそできる刺激的な内容の曲です。
世界中で大流行した乗馬ダンス
「江南スタイル」といえば、“乗馬ダンス”。
「パカラッパカラッ」と馬に乗るような動きのシンプルなダンスです。
簡単に真似できるのに超楽しいこのポイントダンスは韓国のみならず、世界中で流行りました。
みんなでふざけてわいわい踊ったり、1人で動画を見てこっそり踊ったり、
一度は試してみた人が多いのではないでしょうか?(笑)
YouTubeやSNSをきっかけに全世界で人気に
そんな“乗馬ダンス”が大ブームになるきっかけとなったのは、今やトレンドの王様ともいえる“YouTube”。
ミュージックビデオを公開したところ瞬く間に評判が広がり、
ケイティ・ペリーやマルーン5も巻き込んで全世界へと広がっていきました。
世界中でパロディ動画が作られたり、各国の芸能人がテレビで取り上げたりして、
公式ミュージックビデオの再生回数が億単位で増加していく異常事態。
日本でも宴会で踊る人々の姿がたくさん見られましたね。
しかし、本人は心底びっくり
自分の曲がそんな風に大流行する様を見て、PSYは「ドッキリかと思った」というほど驚いたそうです。
というのも、実は、当初「江南スタイル」はPSYにとってチャレンジ的な位置付けの曲でした。
ボーカルではなく、“乗馬ダンス”をメインに持ってくるこの曲の構成は、
「ヒットか撃沈か、極端な結果が出るだろう……」と不安に感じていたそう。
結果として実に極端な結果が出たわけですが、ここまでの反響を得られたのは予想外だったようです。
贅沢な“江南スタイル”を揶揄したおもしろMV
「江南スタイル」のテーマは、ズバリ“江南で暮らす人々の派手なライフスタイル”。
MVでは、そんな“江南スタイル”が面白おかしく描かれています。
中でも、“乗馬ダンス”は代表的なネタの一つ。
厩舎以外に、高層ビルの前やテニスコート、船の上など、至るところで踊っていますが、
その“いやに堂々とした姿”には色んなメッセージが込められていそうです。
例えば、“お金持ちが悠々と暮らす様”をクスッと笑えるように描いたのかもしれませんし、
“オラついたギラギラ系のお金持ち”への揶揄が込められているのかもしれません。
まぁ、どう受け取るかはリスナーの皆さんが持つ富裕層へのイメージによると思いますけれども……。(笑)