KREVA「音色」とは
KREVAソロメジャーデビューシングル
「音色」は、2004年9月8日にリリースされたソロメジャーデビューシングルです。
同年の3月に所属しているヒップホップグループ「KICK THE CAN CREW」の活動休止後、ソロとしてメジャーで初めてリリースしたシングルということになります。
そしてこのリリースした9月8日は、数字と自らの名前にかけて「クレバの日」と命名しています。
新生KREVAとして、活動していく決意が込められているのでしょう。
そんな「音色」は、オリコン週間チャートでは9位を獲得しています。
偶然にもここにも「9」が関連しています(笑)
この曲は、KREVAの楽曲を代表する売り上げを誇っているシングル曲です。
また、シングルCDには通常の「音色」の音源の他に、「Remix」「Instrumental」「Remix Instrumental」がそれぞれ収録されています。
それとは別に「コントロール」という曲も収録されています。
この「コントロール」も「Instrumental」が収録されています。
KREVAの熱い想いが込められたシングルとなっています。
収録アルバム情報
「音色」が収録されているアルバムをご紹介します。
そのアルバムが、2004年11月3日にリリースされた1stアルバム「新人クレバ」です。
このタイトルにもなっている言葉は、彼がソロ活動を開始した際に名乗った名前だといいます。
それは、KICK THE CAN CREWの活動休止理由の一つである「グループとして大きくなり過ぎた」ということを踏まえての発言だったのでしょう。
「KICK THE CAN CREWのKREVA」ではなく、「KREVA」という一人のアーティストとしてスタートを切った証ということですね。
アルバムは、オリコンアルバムランキングで4位を獲得しています。
収録曲は、「希望の炎」や「ひとりじゃないのよ」「ファンキーグラマラス feat.Mummy-D from RHYMESTER」などが収められています。
全14曲から構成されており、「音色」は3曲目に収録されています。
尚、ここに収録されている「音色」はシングル盤とは異なるアレンジがされています。
生まれたばかりのアーティスト「KREVA」を感じられる、そんなアルバムとなっています!
歌詞
次に歌詞の紹介です。
この「音色」の歌詞は、作詞・作曲をおこなっているKREVA自身が「シンプルに韻を踏む歌詞を心掛けた」といっています。
ヒップホップの音楽は、抵抗がある人には難しく聞こえがちです。
そんな人たちにも、わかりやすく「これがラップだ!」と思えるような歌詞を書いたそうです。
一つの垣根を超えるような、そんな歌詞になっています!
「音色」の意味
歌詞の本文をみる前に、「音色」の意味を考えていきましょう。
ここで登場する「音色」とは、「音楽」と「女性」を意味しています。
それは後程、歌詞を追っていくとわかっていることですが、KREVAは自分の大切なものをこの2つに例えて表現しているのです。
音楽は、音色がなければ音楽としては成り立ちません。
しかし「音色」は奏でる人によって多種多様な形を表します。
その幻想的な存在を客観的に感じ、彼なりの解釈をしている歌詞が「音色」の歌詞となります。
それではこのようなことを頭の片隅に置きながら、実際の歌詞をみていきましょう!
1番歌詞
愛してんぜ 音色
はまっちまったよ まるで迷路
何をしてみても無駄な抵抗
お前がいつでも俺をKO
出典: 音色/作詞:KREVA 作曲:KREVA
これは冒頭の歌詞です。
歌詞を読み進めていくと、まるで「音色」という女性に対しての歌詞に感じます。
それは「大切な人」に対して、懇願のような気持ちが綴られています。
特に、サビ前の歌詞に注目してみると、「音色」は掴めそうで掴めない存在ということがわかります。
それが以下の歌詞になります。
俺だけのモンになんないってのはわかってんだけども...
出典: 音色/作詞:KREVA 作曲:KREVA
なんだか切ない気持ちが伝わってきますよね。
自分と溶け合わせてしまいたい程、愛おしい存在「音色」。
でも君は誰のものでもない君なんだ、ということですね。
愛してんぜ 音色 YOU'RE MY BABY
誰よりもずっと お前でいて ALL RIGHT?
愛してんぜ 音色 YOU'RE MY BABY
二人 深い世界でハイになる
出典: 音色/作詞:KREVA 作曲:KREVA