藤原さくら「かわいい」の歌詞に込められた彼女のワガママとは！？可愛い画像も紹介♪

まずは導入部分です。

冒頭から健気でまっすぐな女の子の心を映したフレーズから始まっていくことで、女の子の共感を一気に掴んでいきます。

そして、「かわいい」と言ってほしいという気持ちに気付いてほしいけれど、気付いてほしくないという矛盾した想いが描かれます。

「かわいい」と言ってほしいけれど、その気持ちに気付かれてしまうと、あざといような気がして結果かわいくなくなってしまう...

そんな風に女の子は得てして矛盾した想いを抱えているものではないでしょうか。

さらに想いを寄せる男性の優しいところは好きだけれど、「一番嫌い」というフレーズからは、その矛盾も含めて気付いてくれるくらいの気遣いや優しさを見せてよとワガママな一面を感じ取ることができます。

そして、そんなワガママにはちゃんと自分自身で気付いていて、それがあなたにバレないように努力している姿が垣間見えます。

そして、ここでは自分に言い聞かせるかのような歌詞が詰まっています。

本当は「かわいい」と言ってほしいし、その気持ちに気付いてほしい。

しかし、それを出してしまうとかわいくなくなってしまうので、そうなってしまうよりは、そばにいられるだけで十分なんだと言い聞かせることで、自分を納得させて健気なかわいさを保っています。

自分という存在が、あなたにとってどれほどのものなのか決め付けているような表現が見て取れます。

「あなたにとって何だってないこと」と、卑下した表現をすることで、傷つかないように保身しているのではないでしょうか。

もちろん誰だって恋愛で傷つきたくはないものです。

それでもあなたの隣にいたいと純粋でピュアな気持ちが描かれています。

そして、そこから進展がないとまた決め付けるような、かわいくない表現が続きます。

1番では自分に言い聞かせるかのように歌っていましたが、ここまでの歌詞を見てくると、同じフレーズの歌詞でも違って見えてきます。

つまり今の現状に満足していると、自分に対して決め付けているように感じます。

健気ではありますが、やはりかわいくないなと思ってしまいます。

そして、ここの歌詞で今までの言い聞かせや決め付けを全てひっくり返します。

これまで思ってきたことは全て嘘であり、本当はその逆で今の関係には満足できてないし、やはり「かわいい」と言ってほしいのです。

さらに「抱きしめてほしいってあたし…バカみたいね」と本音がポロッとこぼれるように出てきます。

そんな自分を「バカみたい」と責めてしまっているあたりが、たとえそれがワガママでも男性にとっては守ってあげたくなるし、「かわいい」と心をくすぐられるのではないでしょうか。

そして、最後はそんな本当は求めてばかりの自分を受け止めたことで「散々だ」と、「バカみたい」に繋がるような表現で描かれます。

本当は強くないし、ワガママだけど、それを受け止めたそのままの姿が一番「かわいい」のではないでしょうか。