恋人との別れを皮肉に綴る
『Uh...Man』はシングル『トナリアウ/ONE'S AGAIN』のカップリングに収録されています。
このCDはTHE ORAL CIGARETTESにとって初の両A面シングルとなりました。
A面2曲の人気はもちろんのこと、カップリングの『Uh...Man』も負けず劣らずの人気曲。
ファンからは隠れた名曲と言われ、絶賛されています。
恋人との別れを皮肉っぽく歌った歌詞には思わず納得してしまう部分も多いことでしょう。
初のアリーナワンマンライブ
この映像は大阪城ホールで行われたTHE ORAL CIGARETTES初のアリーナワンマンライブの様子です。
ボーカル・ギターの山本拓也さんの溢れ出る色気に魅了されてしまいそう。
そしてベース、あきらかにあきらさんのコーラスのセンスが光っていますね。
圧巻のライブパフォーマンスと共に聴く『Uh...Man』は、魅力がより一層増しています。
呆気ない別れに涙も出ない
恋人と別れる理由はいろいろありますが、時にはくだらないことがきっかけで別れてしまうこともあるでしょう。
若い男女のカップルだと尚更そういったことも多いのかもしれません。
あまりにも呆気ない別れ方をすると涙も流れませんね。
好きなものと嫌いなもの
I like basketball
少年は笑う
I hate basketball
少女は言う
出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
バスケットボールが好きな少年とバスケットボールが嫌いな少女。
恋人同士だからといって好きなものや嫌いなものがいつでも一致するわけではありません。
他人と自分で趣味嗜好が異なるのは当たり前のこと。
人と人は、そういった相手との違いを認めあって互いを尊重していけるはずです。
この少年と少女もそんな関係になるのが理想でしたが……。
理解しようとすらしなかった
じゃあもう無理だね
付き合いきれない
勝手にやれば?
愛想尽かし
出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
少年と少女は互いの趣味を理解できず、愛想を尽かしてしまいます。
もしかしたら、彼らは理解する努力すらしなかったのかもしれません。
自分が好きなものを好きになってくれない彼女なんていらない。
自分が嫌いなものを好きな彼氏なんてありえない。
そんな自己中心的な考えから「勝手にやれば?」と言ってしまいます。
こんなことをしていたら、彼らは誰とも分かりあうことができません。
しかし、彼らはまだ少年少女と呼ばれるほどに若い。
自己中心的な行動から考えると幼いと表現してもいいくらいの年齢なのかも。
自分のことをすべて理解してくれる相手がきっといるはず。
そんな幻想を本気で抱いているのかもしれませんね。
本当に別れてもいいの?
everyday everynight
あぁ 少女が頭を支配するの
everyday everynight
taking!!
Do no go back. Are you ready?
出典: Uh...Man/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
毎日毎晩、少女のことが頭から離れません。
あんなにもあっさり愛想を尽かしたのに、やはり多少の未練はあったのでしょう。
しかし、少年と少女はもう終わった関係。
いつまでも少女のことばかり考えていられません。
「taking!!」と叫ぶのは、恐らく”引き離す”というニュアンスで使われているのだと思います。
頭の中を支配するのはもうやめてくれ!そんな気持ちなのではないでしょうか。
そして最後の歌詞。
戻るつもりはない。覚悟はいい?
一度別れたらやりなおす気なんてないけど、本当にいいんだね?と念を押しています。
ここの歌詞からは、少年が意地になっているような印象を受けますね。