「脳天くらうようなヒット」というのは、これしかないと思えるようなアイディアを思いついた様子を彷彿とさせます。

ただ思いついただけではありません。所狭しと敷き詰められている状態。

まさにインスピレーションが溢れて止まらないといったところでしょうか。

そんな状態ならば、他の人を素晴らしい世界へ誘えると思えるのも道理。

この部分は主人公の言うことに説得力を持たせるための箇所でもあるのでしょう。

そういう人と一緒に居れば良い影響を受けられるというのも確かですね。

飛び出せば無限の可能性が広がっている!

目を覚まして
思いきったその心で
宇宙をそう 描き出して
この世に二つとない君の
生み出す新たな希望

出典: Hopes Bright/作詞:WHITE ASH 作曲:WHITE ASH

そんなインスピレーション溢れる主人公が語り掛けるサビ部分。

「飛び出してみれば君にしかできないことがきっとできる」というような内容になっています。

宇宙という言葉は無限の広がりを感じさせるもの。

つまり飛び出してみれば可能性は無限に広がっているということを感じさせます。

それを希望とはまたよく言ったものですね。

自分にしかできないことを見つけられたとき、人は最もイキイキと生きられるのでしょうから。

これを語れるのは、主人公が今の冴え渡った状態で確信を得ているからこそでしょうね。

鬱屈とした日々を送っている人たちに

自分を縛っているのは状況ではない

がんじがらめの日々が
頭を悩ますとしても 前へ
どこがスタートラインだっていいのさ
感じて ほら
すべては君次第

いざ 素晴らしき世界へ

出典: Hopes Bright/作詞:WHITE ASH 作曲:WHITE ASH

人は多くの場合何かに縛られているものです。

やりたいことをやって、イキイキと生きられていると胸を張って言える人がどれぐらい居るでしょう。

そうは言っても自分を縛っているものというのは、本当は自分だけなのです。

つまらない日々を送っていても、本気になってそれを抜け出すことができない人なんていません。

現状を変えられないというのは変えられないのではなくて、どこかで変わろうとしない自分が居るから。

本気なのであればどんな場所からでもスタートを切ることはできるということが、この部分では描かれていますね。

心持ちが変わった瞬間に見える景色が変わる

目を覚まして
思いきったその心で
宇宙をそう 描き出して
思いきったその心で
すべてはそう 動き出す

出典: Hopes Bright/作詞:WHITE ASH 作曲:WHITE ASH

1番とほとんど同じ歌詞ですが最後の「思い切った心で すべてはそう 動き出す」という部分がキーになっています。

それは先述の「すべては君次第」という歌詞にリンクするもの。

腹をくくって物事に挑めるのならば、その瞬間から状況は変わっていくと言って過言ではありません。

第一、腹をくくっている時点でそれまでとは見える景色が変わってきます。

状況が変わっていないとしてもその人の心持ちが変わったということは、状況以上に大きなものが動いたということではないでしょうか。

明るい未来を作っていくための呼びかけ

目をこらせ
手を伸ばせ
夢で終わらせぬように
目の色を変え
運命を変える君が
僕らの明るい希望

出典: Hopes Bright/作詞:WHITE ASH 作曲:WHITE ASH

そうやって一心不乱に自分の生きたい道へと闊歩する人で溢れるなら、それこそこの世界の未来は明るいとは言えないでしょうか。

不平不満を抱えて鬱屈とした日々を過ごしている人たちが新しいものを生み出していけるとは思えないからです。

WHITE ASHが考えた未来を明るくする方法は、そうやって若い人たちがイキイキと挑戦できるように誘うこと。

アーティストとして生きていくことは、それこそ自分の生きたい道で生きるということの代表例のようなものでしょう。

その中でもまたやりたい音楽を貫いている彼らが言うとその説得力も一層です。

専門学校というのは、まさしく自分の生きたい道を目指す人のための学校。

これがモード学園のCMのために作られた楽曲だということも、歌詞の中に如実に表れていましたね。

WHITE ASHが演奏しているということ

今回はWHITE ASHの「Hopes Bright」を紹介、歌詞を中心に楽曲の魅力に迫りました。

決して言葉数の多い楽曲ではありませんでしたが、それに説得力を持たせているのは演奏と彼らが歩んで来た軌跡。

この曲に込められたメッセージを思うと、誰が演奏しているのかということは何より大事なことなのではないでしょうか。

そういった楽曲を作るきっかけとして、彼らにCMソングのオファーが来たということがこのメッセージを歌うに相応しいということを何より物語っています。

意味を持たない歌詞で歌って来たその軌跡が、意味を持った歌詞の説得力を増すというのもまた面白い話ですね。