あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返ればいつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう
出典: 手紙/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
サビで歌われるのは親のいる家から旅立つ日の別れの記憶です。
家を出るとき、優しく見送ってもらった風景を思い出しています。
ふり返ればいつでもそこにある、自分にとっての「帰る場所」。そんな場所の存在が、前を向く力や後ろから支えられているという安心感をくれます。
立ち止まってしまったときは、旅立ちの日をふり返って「あなた」を思い出すことができます。
深い愛情をもらっていることに、普段は口に出さないけどちゃんと気づいてる。
それをいつかちゃんと伝えようと思いながら今は前に進むのでしょう。
いつも頭の中に「あなた」のことが
思い上がって街を出て
思い知った挙句 途方に暮れて
追い越していく人を恨んでみたりして
それでもいつか自分の事
誇れるように そしてその時は
誇らしく思ってもらえるように
出典: 手紙/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
2番で歌われるのは1人立ちしてからの苦労や挫折です。
歌詞で描かれる親元を離れた後の日々は、曲を作った清水さんの実体験でしょうか。
常に真っ直ぐな気持ちではいられず苦悩した様子がリアルに綴られています。
そんなときに立ち直って頑張る力をくれるのは、優しく見送ってくれた、今も自分の事を思ってくれている両親の存在です。
誰よりも想ってくれる人
膝すりむいて帰った日は
なぜか僕より痛そうで
そんな記憶が形を変え今も
離れていても守られているんだ
出典: 手紙/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
親が子どもを心配し大切にする気持ちは、時に子どもが自分自身を大切にする気持ちに勝ります。
それほど強い想いを受けて、子どもは自分が守られているんだと感じます。
主人公にもそんな記憶があり、その記憶が今でも自分を守ってくれていると実感しています。
両親が大切に想ってくれるからこそ、そんな自分を大切にして、自分自身を幸せにしたいと思えるのではないでしょうか。
「いつか」がやってきて
あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返ればいつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう
ちゃんと返したい事
いつか歌にしよう
出典: 手紙/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
「いつか歌にしよう」と歌う歌詞。詞を書いた清水さんにとって、この曲を作ったのがその「いつか」だったのではないでしょうか。
愛情に気づいていたこと、その想いを受けて自分も愛を返したいと思っていること。それを伝える「手紙」としてこの曲が作られたように思えます。
だからこそ、この曲の歌詞には親への感謝と愛情が照れくさくなってしまうほど赤裸々に綴られているのではないでしょうか。
家から旅立って、苦悩する日々を乗り越えてデビューを果たし、幸せを掴んだ。
そんな今だからこそストレートに想いを歌ったこの曲が生まれたのでしょう。
まとめ
「手紙」には清水さんの両親へのメッセージが真っ直ぐに書かれています。
そして、その歌詞は曲を聴いた多くの人にも自分を育ててくれた人を思い出させるものとなっています。
温かくて少し気恥ずかしくて、懐かしい気持ちになれるback numberの「手紙」。是非大切な人を思い出しながら聴いてみてください。
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