RADWIMPS

2001年に活動を開始した4人組ロックバンドです。

メンバー全員が1985年生まれの32歳で、ドラムの山口智史は自身の神経症治療のため現在は無期限活動休止をして休養中となっています。

RADWIMPSのほとんどの曲は、ボーカルの野田洋次郎が手がけています。

結成からわずか4年後に東芝EMIからメジャーデビューをし、メジャーデビュー後にリリースしたアルバムRADWIMPS〜無人島に持って行き忘れた一枚〜」は、オリコン初登場13位の記録を作っています。

その後2007年には、横浜アリーナでのライブを開催するなど驚異の進化を見せています。

「絶体絶命」のアルバムランキングは2位で、1位は「人間開花」

「人間開花」には、記録的な大ヒットとなった映画「君の名は。」で歌われた「前前前世」や「スパークル」などが収録されており、これも大ヒットとなったきっかけとも言えます。

2017年4月19日には、来日公演をした「コールドプレイ」のゲストアーティストとしてRADWIMPSが出演しており、世界から見ても注目を置かれるロックバンドという事がわかります。

5月10日には20thsingle「サイハテアイニ/洗脳」をリリース、その後6月〜7月にかけてアジアツアーを開催してきました。

12月4日と12月5日には、「君の名は。」オーケストラコンサートに出演する予定となっています。

彼らの今後の活動に注目です!


RADWIMPS 「π」

「π」は2011年3月9日にリリースされた、6thAlbum「絶体絶命」の8曲目に収録されている曲です。

アルバムは、オリコンランキング最高2位を獲得しています。

「π」と聞いて、一番最初に何が思う浮かびますか?

一番耳にすることは、「円周率」だと思います。学校で習うあの「3.14...」です。

最近では「円周率=3.14」となっていますが、本来は「3.141592...」と永遠の様に続くんです。

さらに円周率は、「ループはしない」という特異な性質を持っています。

「繰り返しているようで繰り返していない、でも永遠に続く様に感じる」

こう言うと、人生の様にも聞こえませんか?

実際はすごく重い話ですが、RADWIMPSが歌う「π」にはそんな重さは感じさせません。

しかし、歌詞の内容はかなりリアルです。

まさにRADWIMPSワールド全開な曲とも言えます。

RADWIMPS「π」の歌詞情報!アルバムランキングと動画再生はこちらの画像

「π」の歌詞

今日もウソを身に纏って生きていく。

いつでも僕はありったけの「ホント」をベットの上に脱ぎ捨てて
目一杯の「ウソ」をクローゼットから引っ張り出して身に纏って
今日も家を出る

出典: https://twitter.com/Radwimps_bot_ww/status/793032666278825985

朝起きた時に「あ~、仕事行きたくないな」という気持ちになると思います。

本音(ホント)は行きたくない、だけどそれを脱ぎ捨ててみんな自分の気持ちにウソをつくんです。

クローゼットから引っ張り出した「ウソ」とは、スーツや制服のことを表しています。

着たくもない服を着て、仕方なく仕事に行っている姿が見えます。

賭けはしないで安全な方にだけ行く。

いつでも僕はどっかで他人とオナジでいたいと願ってテ
けどどっかで誰ともチガウ何かでありたいと強く願ってテ
今日も間を取るけど

出典: https://twitter.com/UTA_BOT_/status/904697953410990080

「仲間外れになりたくないから周りに合わせる」それが人間です。

でも、どこかで「こいつらとは自分は違う」そう思っているのも事実だと思います。

しかし、勇気が出せなくて結局安全な「間」を取って生きているんです。

平均値化して 経験値化して デキタノガ此ノボクデス

出典: https://twitter.com/UTA_BOT_/status/904697953410990080

周りと同じ事をして平均点数を取って、それで得た経験値なんて結局周りと一緒です。

他の周りとなんら変わりない人間だという事です。

「デキタノガ此ノボクデス」この部分ではほぼ全てカタカナになっています。

まるで、『ドロイド』が喋っているような表現です。

自分の物語にガッカリしてる。でもこれで良かったかも?

上がったり下がったり そんなくり返しもうかったりぃ
ってなったり 分かったり 分からないふりをしてみたり
行き当たりでばったりのはずが予定通りだったり
もうガッカリ物語り でもやっぱり良かったりしてる

出典: https://twitter.com/sjyjn/status/904487987131465728

韻の踏みが印象的なのが特にサビです。

「上がったり下がったり」筆者はこの部分は人の気分や機嫌を表しているのかなと思います。

気分の浮き沈みが激しい人に合わせるのはとても疲れます。

「分からないふり」これは、そんな人たちの事をたまに知らんふりしている姿が見えます。

結局はこうなることはわかっていた。つまり「予定通り」なんです。

「こんな人生もう嫌だ」とガッカリしていても、どこかで自分よりもひどい人を見て「自分はこれで良かった」と思ったりしているんですね。