ORANGE RANGEの楽曲「チャンピオーネ」について
ではまず初めに、今回紹介するORANGE RANGEの曲である「チャンピオーネ」についてお話ししていきます。
「チャンピオーネ」は、2006年5月10日にリリースされたORANGE RANGEの中でも通算13枚目となるシングル「チャンピオーネ」に収録された曲です。
この曲は、彼らが過去にリリースしたシングル「ミチシルベ~a road home~」までの9作連続首位を獲得しました。
実は、ORANGE RANGEが発売するジャケットの写真にはメンバーが写っていません。
しかし唯一「チャンピオーネ」のジャケット写真だけORANGE RANGEのメンバー全員が写っているのです!
そう考えると、この曲のジャケットはとてもレアであることがわかりますね。
そして「チャンピオーネ」といえば、2006年FIFAワールドカップの中継テーマソングですよね。
もしかすると、2006年W杯を見ていた人はこの曲を知っているかもしれません。
実はこの曲が完成するまでに3ヶ月以上かかったのですよ!
またスタッフなどと話し合った結果サッカーに関係している歌詞を一切使わず、「ドーハの悲劇」を意識して作られたとのことです。
全体の雰囲気としては、ORANGE RANGEの中でもデビュー作となった「キリキリマイ」の歌詞を意識して作られました。
このように、「チャンピオーネ」は現在の音楽スタイルではなく、デビュー当時の音楽スタイルで作られたということがわかりますね。
「チャンピオーネ」の歌詞を読み解く
では、ここからは「チャンピオーネ」の歌詞を読み解いていきたいと思います。
W杯の中継テーマソングにもなったこの曲の歌詞は、一体どのようになっているのでしょうか。
闘志を掴んで前へ進め!
乗りこなしてみな Big Wave なんて快感 Ride On Time
ぶっ壊れて 跳ねて 野獣と化してダンスダンス サバイバル ヤバイバイブル
暴れだす動悸吐き出す闘志 曖昧なもん ガッ掴んだら ぶったぎってJUMP
出典: チャンピオーネ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
では、まずこちらの歌詞から見ていきましょう。
これは「チャンピオーネ」の中でも一番初めに歌われる歌詞です。
ここでは、"前へ進んでいこう"という意味が込められた歌詞になっています。
"ぶっ壊れて跳ねて野獣と化して"というのは、「ドーハの悲劇」がテーマになっていることから"一度挫折を経験して、そこからまた這い上がっていく"という意味になっているのがわかりますね。
悲しみから描き出した成功
考えたって 踏んだり蹴ったり 最後はがっかりで
一人じゃどーも分かんない 足んない「何か」はさっぱりで
でもよく見りゃ皆 悲しみから描き出した
成功 ちっぽけな夢でさえ
出典: チャンピオーネ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
次に、こちらの歌詞を見ていきましょう。
ここでは、「ドーハの悲劇」が起こった時が情景として描かれていますね。
この悲劇を受けて、"何を考えても最後はがっかりしてしまうよ"といった気持ちになっていることが歌詞からもわかります。
そして「ドーハの悲劇」を受けてどん底に落とされたのですが、"この悲しみが成功を描くんだよ"と鼓舞しているような歌詞になっています。
太陽よりも熱くなれ
HEY! REady! Set! Go! ド派手にいこう!サビだけに盛り上がろう
弾けろ BODY & SOUL 太陽より熱くなれ
出典: チャンピオーネ/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
そして、こちらの歌詞に注目です。
この歌詞では、非常に前向きで背中を押してくれるような歌詞になっていることがわかります。
"サビだけに~"というのはサビだけ盛り上がるという意味ではなく、サビだから盛り上がろうという意味として捉えるとわかりやすくなると思います。
やはり曲の中でもサビというのは、一番盛り上がる部分ですよね。
そしてこの歌詞の中にある"太陽より熱くなれ"というのは、"太陽よりも燃える闘志を抱け"という意味になります。
このように、「チャンピオーネ」は非常に前向きで元気づけられる歌詞になっていることがわかりました。
"「ドーハの悲劇」で経験した悔しさを糧に変えて、ここから立ち上がって突き進むんだ"という意味になっている歌詞のようです。
この曲は私たちが生きている中で起こる様々な人生にも当てはめることができるのではないでしょうか。
もしも、これから先の人生につまずいた時は是非この曲を聴いてみてください!