【ヴァージニティー/REBECCA】様々な解釈がされている歌詞の意味が知りたい！コード＆動画も♪

「ヴァージニティー」とは、「処女性」と訳されることが多いでしょう。

この楽曲が起用されたドラマ『リップスティック』は、映像源としてはVHSビデオ形態のものしか存在しておらず、一時期「フジテレビオンデマンド」で有料でオンライン配信されたのみです。

一応、あらすじを抜粋しましょう。

2000年に入る前に放送されていますから、なかなかに濃厚な内容です。

さらに別サイドではこのような描写も。

結構ハードめな内容です。

それに、簡単に映像を見られないとなると、余計に興味をそそられますね。

参考文献として協力したという小説『透明の国のアリス―少年鑑別所の少女の言葉』の作者である西街守氏によってノベライズされていますが、手に入れば超レアなのでラッキーだと思います。

探してみましょう（笑）。

そこで懐かしい動画を掘り起こしました。

あまり解像度は良くないですが、楽曲を味わってみてください。

それでは歌詞とコードを見ていきましょう。

REBECCAはほぼすべての楽曲の作詞をNOKKOが担当しています。

しかしまだ、この2枚目のシングル曲時点では、NOKKO自らの手で書かれてはいませんでした。

3枚目のシングル曲から、NOKKOが作詞したものがリリースされ始めますので、「ヴァージニティー」は逆に貴重な作品とも言えます。

真白なドレスにこぼされた赤いワイン……タイトルから考えると、純潔を穢された、と受け取ることができます。

その相手は誰なのか？

ひびわれた鏡を見ながら呆然と長い髪をとくのですから、決して自ら求めたものではなかったのでしょう。

「君」と言っているので、それを知った「君」を気にかけている誰かからの視点となるようです。

白い時、とは「処女だった頃」でしょうか。

純潔を捧げてしまったけれど、「君」は激しく風がうちつけるような新しい世界に踏み込んだのでしょう。

ドラマの方が後にできているので、歌詞とどこまでリンクできるかはわかりませんが、不思議と違和感がないように思います。

女性は処女性を失った時、ただ喪失するだけではなく、新しく得るものもあるのだと言っているように聞こえませんか？

それは新しい恋愛であったり、母親になることであったりするのでしょうが、「君」がどこへ向かおうとしているのか──想像してみてください。

この楽曲は多くのファンの間で様々に解釈されていて、性的な虐待や犯罪に遭って自殺した少女の実話だとも言われています。

ファンとして多少胸を撫で下ろせるのは、これがNOKKOによる作詞ではないことでしょうか。

さすがに自分の考えや経験を赤裸々に歌詞に込めるタイプのNOKKOによって、この歌詞が書かれたのだとすれば、邪推してしまいそうですしね。

作詞家の宮原芽映（みやはら・めばえ）氏は、シンガーソングライターでもあり、エッセイやイラストも描かれるマルチアーティスト。

多くの有名アーティストに歌詞を提供しつつ、自身も様々な活動をされています。

この方を知れれば、歌詞の内容をもっと深読みできるかもしれませんね。

現在はまだ目立った活動をしていない2018年のREBECCA。

次に彼らの姿が見られる日を楽しみに、また新しい音楽を届けてくれることに期待します。

何年経っても色褪せない、それどころかどんどん新しいファンを増やしていくREBECCAには、影響を受けたというアーティストや、人生観が変わったというファンがたくさんいるのですから。