『不機嫌なモノノケ庵 續』EDテーマ
ウォルピスカーターの【1%】はアニメ『不機嫌なモノノケ庵 續』のエンディング曲です。
作詞作曲は、はるまきごはんさんが担当し話題に。
高音を持ち前とする歌声は女性かと間違えてしまうほど高く澄んでいます。
【1%】は、そんな歌声にとても合っている冬をモチーフにした楽曲です。
ここで終わり?
僕と君
1%の携帯 2人合わせても数%
街が白い日は良くある話だ
出典: 1%/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
【1%】に登場する人物は「僕」と「君」の2人です。
その2人の物語を歌っています。
その物語の始まりは、寒くて暗いそんな日だったのです。
1行目にある確率は携帯電話を表しているだけではなく「2人」の関係も含まれているのでしょう。
また、持っているものという意味でもあるので「命」とも捉えることができます。
「命」は2人のものと汲み取れますが、その真相はこの楽曲が終わるまでわかりません。
タイトルの【1%】はこの楽曲の中でたくさんの意味が込められているのです。
そして、2行目の歌詞でわかることは、雪が降っているということ。
この雪というのは、2人にとって大切なポイントです。
星が降る夜
むこう100年は無い
そんな流星群らしいよ
出典: 1%/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
キラキラと輝く星たちが降り注ぐ日は滅多にない。
このシーンでは、たくさんの星を眺めている2人の様子が確認できます。
1世紀も生きていられる確率はごくわずかです。
そのため、とても珍しいことなのだとわかります。
これで終わり?
僕らの最後の冬にピッタリだ
出典: 1%/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
【1%】の楽曲内でポイントとなる「最後」という言葉が登場しました。
この意味は『この空を2人で観ること』なのだと考えられます。
上記「星が降る夜」であった歌詞にヒントがありました。
そのヒントとは1世紀です。
『1世紀に1度の美しい空を2人で観られることは2度とないのだろう』。
これがこの楽曲の最大の謎である「最後」という言葉の意味です。
僕らしくもなく
いつかを思い出して
何故か雪が降ると息をしてるってわかる
何年も前の同じ雪を覚えている
出典: 1%/作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん
呼吸をすると白い煙が目の前に現れる。
1行目の「わかる」という歌詞の正体は白い煙です。
白い煙とは、寒い場所で吐いた息のこと。
雪とあるようにとても寒い場所なのだと確認ができます。
そして2行目の歌詞で「こんなに寒いと感じる日は以前にもあった」と思い出しているのでしょう。
その日もこうして2人で過ごしていたのでしょうか。