今聞いても色褪せないバラード

シンディ・ローパーの同名の2ndアルバムからの 1stシングルとして発表された。この曲はそのアルバムに収録されたオリジナル曲のうち、唯一ローパーが作詞作曲を手伝っていない曲である[1]。「トゥルー・カラーズ」は、ビルボード・ホット100で2週間1位を記録し、グラミー賞の最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞の候補作品となった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/トゥルー・カラーズ

静かなトーンで始まるこの曲は、1986年7月25日にリリースされました。

リリースされた当時も名実ともに認められた1曲で時間がたっても古さを感じさせません。

そして、今も悩める人達にそっと励ましています。

染み入る音楽

スッと入ってくるイントロ

深い悩みを抱えた人の心を代弁するような愁いが漂うシンプルで無駄のないイントロ。

スッと心を引き込む力があります。

そしてシンディ・ローパーのちょっとかすれた声で語り掛けるように歌い始めます。

悩めるものに寄り添います。

True Colors】本当の色。

ColorとColorsの違いは1色なのか複数の色なのかの違いです。

タイトルにColor”s”とつけたのは、どうしてなのか。

1文字の違いが大きな差となります。

意味が分かるとこのタイトルの意味に感銘を受ける人もいるのではないでしょうか。

歌詞和訳とともに考えていきましょう。

悩む心をわかってもらえたよう

MVではシンディ・ローパーがいろんな人になっていきます。

そして、子どもたちが遊んだり学んだりしていました。

一見奇抜でアーティスティックに見えるこのMV

歌詞の意味を理解すると考えられたものだと感じられることでしょう。

私のことをよく見てくれているような気分

You with the sad eyes
Don’t be discouraged
Oh I realize
It’s hard to take courage
In a world full of people

出典: True Colors/作詞:Tom Kelly・Billy Steinberg 作曲:Tom Kelly・Billy Steinberg

”悲しい目をしたあなた

落ち込まないで

あぁわかっているわ(つらい時、ムリに口に出さなくてもいいのよ)

この世界にはたくさんの人がいる

その中で(ちっぽけに思える自分が)勇気を持つのは大変なことよね”

静かに横に座って背中をさすってくれるような声のトーンで歌い始めます。

悩みを抱えるものにとって、正論を急に言われるよりも共感してもらう方が救いになる。

そんなことを体現したような歌詞です。

悩みに悩み、自信をなくした様子を側で見守ってくれているかのように感じます。

悩んでいると客観視できない

You can lose sight of it all
And the darkness inside you
Can make you feel so small

出典: True Colors/作詞:Tom Kelly・Billy Steinberg 作曲:Tom Kelly・Billy Steinberg

”(たくさんの人の目がある中)自分を見失うこともあるよね

そして、自らの心の闇に落ちると(この世の中で)自分がさらにちっぽけな存在な気がするのよね”

悩んでいると”私なんて”と自分の存在がちっぽけに感じてしまいます。

生きている価値があるのだろうか、自分の存在は誰かのためになっているのだろうかと思い悩みます。

私・僕に周りの人がどんな期待を持っているのだろうか。

それにこたえられているのだろうかと他者視点で考えてしまうからなのでしょう。

そのままでいい