思わぬサプライズと恋の自覚
鎌倉あたり 歩くと思ってたから
知らない場所に浮かれているの
展望灯台に昇ったら
そっとオマジナイをかけるわ
ごめん
恋してる
出典: es.car/作詞:YUI 作曲:YUI
どうやら、最初このデートは鎌倉に行くと思っていたようです。
鎌倉も有名な神奈川の観光スポットですね。
大仏が有名ですが、お店もたくさんあるのでデートに良さそう。
それでも江ノ島に来たのは、相手の意向でしょうか。
主人公が行ったことがないと聞き、連れてきてくれたのかもしれません。
「あたし」が浮かれている限り、江ノ島は当たりだったようです。
さて、これから二人は展望灯台に向かうのでしょうか。
この「展望灯台」は、「江ノ島シーキャンドル」と呼ばれる観光スポット。
江ノ島の頂上と呼べるもので、島や海を一望できます。
そこで相手も自分を好きになってもらおうと、「オマジナイ」をかけようと密かに思っているのでしょう。
そんなことを考えている時点で、相手のことを好きになっているのは間違いありません。
視線の行方が気になっちゃう
ファミレスの駐車場
渋滞してるみたいよ
サラサラの髪 流れる人に
視線 気にする
心配だわ…
I’m in love
出典: es.car/作詞:YUI 作曲:YUI
江ノ島はレジャースポットなので、ファミレスも混雑するでしょうね。
お店の前の駐車場も、渋滞状態になってもおかしくないでしょう。
二人は灯台に行く前にそのお店に向かうのか、それともお店を脇目に通り過ぎているのかは不明です。
しかしそのファミレスの駐車場で、ちょっと心配することがあったようです。
サラサラな、髪がきれいな人がいたのでしょうか。
「あたし」から見たら、相手がその人のことを見とれているように見えたのかもしれません。
本当に見ているのかどうか、それは相手に聞かないと分かりませんけれど。
つい不安になってしまうのは、一種の嫉妬でしょう。
これもまた恋の症状です。
「あなた」とのひと時
エスカーに乗って
参道ぬけ エスカーに乗って
Oh Baby Oh Baby
頂上ついて風になって
もうHappyだね そうHappyだね
出典: es.car/作詞:YUI 作曲:YUI
ここでタイトル「エスカー」が登場します。
「エスカー」は、目的地である展望灯台へ行くための乗り物です。
乗りながらテンションが上がっているのが分かりますね。
この乗り物に乗って、やっと江ノ島の頂上に到着しました。
建物の屋上のように、灯台も風が吹き抜けているのでしょうか。
両腕を広げて一心に風を受け、自分も風になっているかのようなイメージなのでしょう。
笑顔がうまく見られない
あなたのすぐ側に
あたしじゃダメかな?
キラキラ光る 涙の向こうに
笑顔が揺れる
お願いVe-nus…
出典: es.car/作詞:YUI 作曲:YUI
そんなこんなで、デートもいよいよ大詰め。
江ノ島でのひと時は、「あたし」の想いを自覚させました。
「あなた」は笑っているはずなのに、「あたし」は涙を浮かべているようです。
恋に気が付いてしまって、「どうしよう」と言いようもない不安を抱えているのでしょうか。
または相手が自分を好きでいてくれるかどうか、心配なのかもしれません。
涙を浮かべているのを隠しながら、気付かれないように主人公も笑顔を浮かべているのでしょう。
そしてその涙が、太陽の光を反射して輝いているのです。
同時に「Ve-nus(美の女神)」に何かをお願いしているようですが…?
恋の成就を女神様に祈っているのでしょうか。